人手不足、医療経営状況の悪化・・・2018年以降病院や診療所が倒産を回避するためにはどうすべきか

こんにちは、あんまり経営の事は細かくは考えていない札幌の医師@今井です。

とはいいながらも激動する診療報酬改定や社会情勢などを横目でみつつ、本日は病院や診療所が今後生き残るためにはどのように活動していくべきか、少し検討していってみたいと思います。

病院や診療所の倒産が年々増加

まずは医療を取り巻く環境をみていましょう。東京商工リサーチの調査をみてみたいと思います。(以下引用しある程度省略しています)

2017年(1-12月)の「医療,福祉事業」の倒産は速報値で249件にのぼり、介護保険法が施行された2000年以降で最多に達しました。これは、6年連続で前年を上回る結果となっています。

原因別では、最多が販売不振(業績不振)の137件(前年比2.1%減、前年140件)で、全体の過半数(構成比55.0%)を占めた。次いで、事業上の失敗が50件(前年比51.5%増、前年33件)、既往のシワ寄せ(赤字累積)が17件(同13.3%増、同15件)とのこと。

さらに 東京商工リサーチの調査では、全国の医療,福祉事業者1万4,834社の2017年3月期決算は、「増収増益」企業の構成比が33.1%に対し、「減収減益」企業も同29.1%と拮抗した。また「減益」企業は51.4%と半数を超え、同業との競合や人手不足を補うための人件費上昇が収益悪化につながり、収益確保が難しいことが透けて見えます。

経営が困難となる原因は人手不足!

では人手不足とはいいますがどの程度の人手不足が直近では見込まれているのか?

いわゆる団塊の世代の方がすべて後期高齢者(75歳以上)になる2025年には、看護職員は約200万人必要になると試算されています。これに比べ、実際の看護職員数は約160万人に止まると見られ、約40万人の不足が予想されます。また、介護人材についても、2025年の需要が約253万人と見込まれる一方で、供給は171万人に止まると考えられ、80万人程度の人材不足が生じると見られています。

これらの人材不足は2025年を待たずしてもうすでに始まっています。医療機関や在宅医療の現場にいる医師や看護師、経営者なら肌感覚で理解しているのではないでしょうか?いくら募集してもこない医療スタッフや介護スタッフなどなど・・・・・魅力のない職場には人手が集まらず結果として人件費の上昇を来し経営破綻している、そんな時代がもうすでに本格的に到来しておりその影響が経営面でも影響を及ぼしつつある、2018年以降はその傾向が顕著になっていくと個人的には考えています。皆さんはどう思いますか?

医療機関は生き残るためにどうすべきか?

ということでこれからは雇いたくても人を雇えない医療機関が増加しその結果大幅な医療機関の淘汰の時代が来るでしょう。その中で生き残る医療機関となるためにはどうすべきでしょうか?

きちんとした診療報酬に基づいて経営していくことは言う間でもなく当たり前です。今まではそれすらしないでも生き残ってきた病院や診療所があることも事実ですがこれからはそうはならないでしょう。

そんな当たり前のことはおいておいて、やはり生き残るために重要なことは上記をみればわかるように人財の部分にかかってくると思います。

自分は職員さんの待遇をよくすることもそうですが、それと同じくらい<きちんと自院の使命を理解し、さらにそのことを情報として発信すること>が何よりも重要ではないか、と考えています。

その医療機関で働いてみたいと思ってもらえるように、医療機関としてのすべきこと、つまり<ミッション>を何かをきちんと定義するのはもちろんですが、それだけでなくそれを広く発信して理解、賛同してもらうこと、そんな努力をどの医療機関もしなければいけないのではないかと考えています。

 

既に黙っていても医療機関に人が来る時代は終わりました。これからは上記のように医療機関の使命や価値観に賛同してくれる人を広く募集して活動していく、そんな病院や診療所だけ生き残る時代となるのでしょうね。

 

・・・・と上記のように今井は考えましたが皆さんはどう考えるでしょうか?何かご意見あれば是非教えてください。ちなみにまだまだ医師や看護師さんの募集は行っています!(^^)!興味ある方ご連絡くださいね~

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

 


多職種連携の啓蒙は地域で行うべきなのか?本当に必要としているのは・・・・

こんにちは、他職種との連携で在宅医療&在宅緩和ケアを行っている宮の森の医師@今井です。

これまでの診療報酬の改定や医療制度をめぐる話のなかで地域での多職種連携の話って良く聞かれる話題ですよね。がん終末期の患者さんのケアマネと在宅医との連携強化やACPのための多職種での会議などなど・・・

ただ地域での多職種連携って実はもう在宅医療のフィールドではだいぶ行われているのが実情ではないでしょうか?っていうかそれなしには在宅は成り立たないのでやっていないところの方が少ないでしょうね。多職種連携さらに推進していくのは悪くないですが、もっと他のところで多職種連携の啓蒙を行うべきではないでしょうか?

ではどのフィールドでそれを行うべきなのか?

個人的には多職種連携の啓蒙、推進は在宅ではなく病院で、特に急性期や特定機能病院でこそすべきではないかと感じています。急性期病院の医師や看護師、MSWなどに地域での多職種連携の実際を知ってもらい学んでもらう。国は地域での推進の他に病院での啓蒙活動をもっと大々的にサポートすべきと考えますが皆さんのご意見はいかがでしょうか?

医師に限って言えば医学部~研修医までの学びの中で多職種連携の実際や実践などは重要視されていないでしょう。多くの若手医師の意識を変えていくのであれば急性期病院での多職種連携の啓蒙こそが地道ですが非常に重要になってくるのではないかと感じています。拙い連携で患者さんや家族が泣くのはもう見たくないですよね・・・

 

地域の中での多職種連携を進めるために皆さんは何をすべきだと考えますか?ご意見あれば教えてくださいね。

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 


外来からのみなしの訪問看護を行ってみて、改めて実感したこと

こんにちは、札幌の在宅&外来診療医@今井です。

昨年から外来診療開始していますが一緒に外来看護師さんによる訪問看護もスタートしています。外来看護師さんがみなしの訪問看護をやってみて改めてわかったことを少し書いてみたいと思います。

 

①患者さんが訪問看護をスムーズに受け入れてくれる

外来で声かけして関係を築いてから訪問看護に入るため、看護師、患者さん双方ともに受け入れのハードルが低い印象です。看護師にとってもやりやすいし患者さんや家族にとってもやっぱりすごく受け入れがいいっていう印象があります。

②訪問看護がステーションより動きやすい

基本的に現在医療保険での訪問看護に限定していることもあり担当者会議やケアマネさんへの連絡などもなく医師の判断だけで訪問看護導入できるので非常に看護師さんが動きやすいです。

③外来とは違う面をみることができる

外来診療で見せる患者さんや家族の顔とはやっぱり違う側面をみることができます。当たり前ですが在宅での患者さんの顔をみることで外来での看護に活かすことができて非常にいいです、との感想でした。

④全体をイメージしやすい

外来で医師と一緒に活動しているため訪問看護での患者さんや生活の全体像の把握がしやすいとのこと。どうしてもステーションだけではしづらい医師との連携も外来からの訪問看護ならしやすいとの話でした。

⑤他職種につなぎやすい

これも③や④と同じ話ですが、全体像がよくわかり在宅でも外来でもみる事ができる患者さんや家族のことをよく理解していると、ケアマネさんやデイなどの通所や、その他訪問系の職種との連携がしやすく連絡もとりやすいです。

⑥書類管理が楽、というかない

これもみなしの訪問看護の医療の特徴ですがカルテ記載だけで書類管理がないため楽でストレスレスですね、っていうことを再認識しています。

 

いかがでしょうか?皆さんの病院、診療所は外来からの訪問看護してみませんか?よければご参考にしてみてくださいね。御意見あれば連絡ください。あと実際自分でもやってみたいと思う看護師さんいたら連絡お待ちしていまーす

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

 

このエントリーをはてなブックマークに追加

 


子育て中の看護師さんに訪問看護のパート勤務をお勧めする7つの理由

こんにちは、4人の子育て中の札幌の在宅医@今井です。

子育て中の看護師さんこそ訪問看護をしてみてはいかがでしょうか?

今日はそんな題で少し書いてみたいと思います。

 

子育て中の看護師さんの仕事の選択肢

子供が小さい時(0~小学生低学年くらい)はできるだけ子供と一緒にいたい、仕事と生活のバランスをとりたいという看護師さんは多いのではないでしょうか?そうなると夜勤がある病棟の勤務はなかなか難しいのが現実ではないでしょうか?これまではそんな看護師さんの仕事の受け皿は病院外来でのパート勤務であったり診療所での時短勤務であったのかと思います。

ただ最近では介護保険からみのデイやショート施設での勤務、施設での時短勤務という選択肢、さらには訪問看護という選択肢も一般的になってきたのではないでしょうか?

訪問看護をお勧めする7つの理由

そんな中でも自分は是非看護師の皆さんに訪問看護をやってほしいとおもいます。単純に訪問看護の魅力を知って多くの看護師さんにやってほしいと思う点もありますが、何より以下の点を考慮してみてもやっぱり子育て中の看護師さんが訪問看護を選ぶメリットはあるのではないかなと思います。

以下訪問看護をお勧めする理由↓

1シフトが明確で土日勤務がない

基本的には訪問件数による勤務となると思うのでシフトが明確です。土日の待機は常勤の看護師さんがしてくれますので働きやすいかと思います。

子育て中はやっぱり時間がきちんと守られるか、土日が休みであるかって非常に重要だと思うのでこの点で訪問看護は悪くないと思います。

2訪問自体も常勤よりはストレスがない場合が多い

あなたのスキルややる気にもよりますが大体訪問看護でパートで働く場合しばらくの間は常勤看護師さんとペアで動くことが多いのではないでしょうか?例えば週2回訪問必要な患者さんで月曜が常勤さん、木曜がパートさん、など良くあります。

患者さんのことを相談できる相手がおり自分一人で責任を負わなくてもよい働き方が可能ですので訪問自体もそこまで思いつめずに気楽に仕事ができるかと思います。

3看護師同士の対人ストレスが少ない

基本的には訪問業務ですので仕事はほぼほぼ患者さん対応が主です。外来や診療所で場所に詰める勤務とは違って看護師さん同士意外とさばさばとした付き合いができるのも気持ちとしては楽に働けると思います。

4年上の看護師が多いので育児にも理解

年配の看護師さんが訪問看護は多いので子育てにも理解してくれる、はず・・・・だと思います。実際パートの看護師さんがいてくれたら楽にはなるので貴重な戦力に続けて仕事してもらうためにも色々配慮はしてくれると思いますよ。

5突発的な休みにも対応できる

子育て中には子供の熱発や体調不良、行事などで休まざるを得ない状況ってあり得るかと思います。大抵のある程度の規模のステーションであれば所長がそのような突発的に休む看護師さんのフォローをきちんとしてくれる体制ができていると思いますのでそのような所であれば勤務しやすいと思います。(小規模のところは難しいかも知れません・・・)

6記録は事業所によっては自宅で

これは事務所によって方針が違いますがクラウド型のカルテを導入している事業所であればどうしても子供の用事で仕事を切り上げなくてはいけないときなどは自宅でも仕事をしようと思えば可能です。場所に縛られない勤務もできる事業所もあるのでそのような事業所を検討できるのも訪問看護のいいところでしょう

7やりがいがある

まっ、これが一番ですが患者さんの自宅を訪問し看護を行う、利用者さんはそれぞれいますが管理者の方は初心者の看護師さんには比較的人間関係をとりやすい患者さんを当ててくれるかと思います。訪問看護をすることで改めて看護師としての業務の魅力を再認識できる、これも是非体験してほしい点ですね。

 

ということで子育て中の看護師さんいましたら是非訪問看護での勤務を考えてみてくださいね。ただ小規模のところでバリバリ戦力して考えるよ、っていうところは辞めた方がいいでしょう。あくまでできれば5人以上常勤がいるステーションでのパート勤務が望ましいかと思います。

同じ理由で子育て中の女医さんも訪問診療で働くのもありだと思います。興味ある方検討してみてください。

ご意見あればご連絡くださいね。

 

現在医師募集中→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加