これからの在宅医療は「多職種で学ぶ」姿勢が何より大事!

こんにちは、札幌の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。

診療報酬の改定も方向性がみえてきましたが、これからはこれまで以上に在宅医療に各職種が多数関わってくることになりそうです。予想していた通りですが、そのような時代に在宅医療者はどのような姿勢で在宅医療や在宅緩和ケアに関わる事柄を学んでいくべきでしょうか。

これまでの在宅医療の現場での学び

これまでの数年をみているとどうしても同職種同士の勉強会で学びをしようという機会や会が多かったような気がします。リハはリハスタッフで、看護師は看護師で、ケアマネはケアマネで、在宅医は在宅医でそれぞれ興味のある事柄について学びを同職種で深く追求する、といったスタイルです。

同職種であるため共通言語で話しやすい、議論しやすい、話題を深めやすいといった利点はありますが、反面他職種がどのようにその事項について考えているのか、理解をしているのかいないのか、何を疑問に思うのかについては理解することができないままとなってしまいます。

地域包括ケアが進む、必要とされる時代にこのような方法で本当にいいのでしょうか?

これからの学びの方法について

基本的にはこれからの学びの方法は”同一職種で深く専門的に学ぶ”という視点ではなく”多職種で広く色々な視点から考えて学ぶ”という視点が必要になってくるのではないかと思います。知識を深める学びももちろん必要ですがそれ以上に多職種で学びの機会をつくることにより視野を広げる、他職種との共通言語をつくるといったことの方が重要になるのではないでしょうか?

<ある事柄を学び、そして他職種同士で教えあい、かつ相互理解を深める>

これからの在宅医療では職域の枠を超えてそんな風に学びあう姿勢をもつことが何より重要になる、そんな気がしていますが皆さんはどう考えるでしょうか?

当院でも諸々落ち着き次第多職種でのグループスタディ行っていきたいと考えています。ご意見あれば色々教えてください。

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減塩食は本当に高齢者の食事として適切か?醤油や塩分たっぷりのおかずの方が元気になりますよね

こんにち、最近昼飯はセブンに頼っている宮の森の医師@今井です。

外来に来られた患者さんから差し入れ頂きました。粕漬けです。美味しく頂きました。

漬物を食べながら在宅で診療していた患者さんを何人か思い出していました。どの患者さんも病院に入院し高血圧→減塩食で食事が食べられなくなり筋力、ADLが落ちて在宅に帰ってこられました。

自宅退院後、病院で禁止されていた漬物、ラーメンやとんかつ、醤油がたっぷりかかった刺身やらをばくばく食べてもらっていたら、もう数週間しかもたないよと言われていたのが数か月以上寿命がのび、在宅での生活を楽しまれていた方、本当に多いんですよね・・・

 

若年者の健康寿命を延ばすのには確かに減塩は重要でしょうが、80代、90代の患者さんに入院したら一律に減塩食をだすのはいかがなものかと思いますが皆さんはどう考えますか?

診療報酬の改定で病院でACPやら人生の最終段階において受ける医療決定プロセス云々など色々言われていますが、その前に治療食=全部減塩食、っていう大前提をまずは疑ってほしい、変わってほしいと心から思っています。

 

皆さんは味のない食事、余命いくばくもないかもしれないのに食べたいですか?自分はごめんですね・・・・・せめて死ぬ前にはご飯と、塩分たっぷりの味噌汁飲んで満足したいです。

どうでしょうか?意見あれば遠慮なく教えてください。

 


在宅医療ってなに??札幌での在宅医療の普及のために、当院は今年はこれをします!

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

年末によく問い合わせがあったのですが「在宅医療を病院も教えてくれずに今まで知らなかった、自宅に帰ってきたいけれど対応してくれませんか?」っていう内容・・・・・中には対応できた患者さんもいますが対応を本格的にする前に入院となった患者さんもいました。この問いって何が原因だろうねと当院のMSWと相談する時間をとりました。

結論としては「やっぱりまだまだ札幌の医療関係者に在宅医療がどんなものか知られていないんじゃないか」となりました。地域連携室の退院調整看護師さんやMSWさんが在宅医療を理解していても、結局病棟や外来看護師、医師が知らなければ患者さんへの病状説明と方向性の提案のときに在宅という選択肢があがってこない現状は変わらないのではないか?と・・・

今年の活動目標

ということで今年の活動目標に一つ項目追加します。

市内の病院で、連携室のみならず病院の医療スタッフ向けに在宅医療に関する勉強会をさせてもらう

これ追加しました。

ということで早速できないか継続的に市内の病院の皆さんに声かけていきたいと思います。単科の病院でも総合病院でも、西区でも中央区でも厚別でも、朝でも夜でも院内勉強会したい病院さんあれば是非声かけてください。自分だけでなく当院の医師とMSWが講師兼情報提供役として参加させて頂きたいと思います。患者さん当院に紹介しなくても全然いいです。まずは医療スタッフの方に在宅医療でできることやできないこと、現場の実際などを知ってもらいたいと思っています。是非ご利用ください!!

連絡先は地域連携室 011-215-8330 かメール問い合わせを七崎までお願いします~

 

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