公開日:2018年02月15日
減塩食は本当に高齢者の食事として適切か?醤油や塩分たっぷりのおかずの方が元気になりますよね
こんにち、最近昼飯はセブンに頼っている宮の森の医師@今井です。
外来に来られた患者さんから差し入れ頂きました。粕漬けです。美味しく頂きました。
漬物を食べながら在宅で診療していた患者さんを何人か思い出していました。どの患者さんも病院に入院し高血圧→減塩食で食事が食べられなくなり筋力、ADLが落ちて在宅に帰ってこられました。
自宅退院後、病院で禁止されていた漬物、ラーメンやとんかつ、醤油がたっぷりかかった刺身やらをばくばく食べてもらっていたら、もう数週間しかもたないよと言われていたのが数か月以上寿命がのび、在宅での生活を楽しまれていた方、本当に多いんですよね・・・
若年者の健康寿命を延ばすのには確かに減塩は重要でしょうが、80代、90代の患者さんに入院したら一律に減塩食をだすのはいかがなものかと思いますが皆さんはどう考えますか?
診療報酬の改定で病院でACPやら人生の最終段階において受ける医療決定プロセス云々など色々言われていますが、その前に治療食=全部減塩食、っていう大前提をまずは疑ってほしい、変わってほしいと心から思っています。
皆さんは味のない食事、余命いくばくもないかもしれないのに食べたいですか?自分はごめんですね・・・・・せめて死ぬ前にはご飯と、塩分たっぷりの味噌汁飲んで満足したいです。
どうでしょうか?意見あれば遠慮なく教えてください。