公開日:2018年02月13日
その薬本当に意味がありますか?多剤投薬への対策はどうすべきでしょうか・・・
こんにちは、雪の中訪問診療する北国の在宅医@今井です。
無駄な薬が多い、その薬本当に意味があるんだろうか?在宅や外来で診療していると本当にそう感じます。
皮膚がまけているのに貼付されている認知症パッチ
風邪に5種類の内服薬や貼付薬、点鼻薬
口内炎や末梢神経障害のために出されているビタミン剤
4種類もの点眼薬
3種類の抗不安薬や抗うつ薬、睡眠薬
片手盛り以上の抗パーキンソン薬 などなど
多剤投薬の原因は
1)かかりつけ医がおらず患者さんが複数の医療機関にかかるため
2)処方設計における薬剤師さんのかかわりの不足(医師側にも問題はありますが)
3)治療=薬となってしまっている現状(医師としては薬以外の治療法は時間がかかるしだれでもできるわけではなく普遍的ではない、効果がクリアカットではないなどから腰が引けるのが現状です)
などかと思います。
今井が考える対策案
3,4か所の親身に診てくれない専門医より1か所のかかりつけ医
多剤投薬、服薬で困っている患者さんがいたらまずはここから考えてみてはいかがでしょうか?シンプルですが現状では一番いい方法かなと思います。高齢者の医療では過度の専門医療はむしろ害が多いと認識すべきではないでしょうか・・・
ということで簡単に終了です。何かご意見あれば教えてくださいね~
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