何気ない言葉の裏側に隠された意味~感情を受け止め、共感し、そして会話する

こんにちは、宮の森の在宅&在宅緩和ケア医@今井です。

 

在宅で診察している患者さんとは色々な話をします。家族のことや病気のこと、お金のことや季節のこと、今気になることなど・・・・人によっては遺す家族のことを気にされる方もいますし話題は本当に多岐に渡ります。

そんな時にやっぱりふと気になる言葉が耳に残ることがあります。

例えば化学療法終了後ようやく自宅に帰ってこれた患者さんが発した「戻ってこれて良かった・・・」という何気ない言葉・・・

治療が終わって安心したからこその言葉なのか、それとも戻って来れないことも考えていたからの一言なのか、もしくは心底家族の方と一緒にいることができる時間ができたことを喜んでいるのか、色んな意味でとらえることができますね。

これらの会話をしている時に大事なことは、何気ない言葉の裏側には隠された意味が必ずあることを理解すること。そして在宅医(訪問看護師もそうですが)はその言葉の意味をきちんと敏感に感じ取りその言葉に込められた感情も受けて止めなければいけません。

 

在宅医療者にとって患者さんや家族と会話をするということは

言葉の裏側に込められた感情を受け止め、共感し、そしてそれに向き合い答えること

だと個人的には思っています。

 

在宅医療が病院にいる医師や看護師にとってハードルが高いのは、この部分の訓練を受けていない、もしくは共感力がないため患者さんや家族と十分に会話できないからでしょうね

皆さんは患者さんの言葉の裏側に込められた意味を感じ取っていますか?そして感情を受け止め会話していますか?自分もまだまだな部分ももちろんありますが、この部分に関してはこれからも大事にしていける医療者でありたいと考えています・・・

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