医療関係者は絶対この資料は目を通して下さい【財務省資料:我が国の財政運営の進むべき方向】
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
5月21日に開催された財務省の財政制度等審議会ですが、そこで今後の社会保障の方向性について「こうすべき」とお財布を握る財務省さんからの提案がありました。
これは今後の社会保障制度がどうなるべきか、オフィシャルに議論されていく方向性が示されているので医療関係者なら絶対に読んでおくべき必読の資料かなと今井は感じましたよ。是非皆さん読んでみて下さい。
以下その資料です↓
資料1 本文
本文P51~が医療についてです。
資料2 概要
概要資料は短いので表紙を除きここに提示しますね。
気になった点は
①地域別診療報酬制度の導入(都市部で下げるのはほぼ決定かな?)
②自由開業制の廃止(これも実質的にはそうなるでしょう)
③医師の異動の制限
が現実的な政策として取り入れられるという点でしょうか。
一番理解しておかなければいけないことは、今地域枠で働くことになる医師はそのまま都市部への異動はできなくなるよ、という衝撃の事実です。医師少数地域から多数地域への異動(つまり地方から都市部への異動)が制限されたら、正直医師として生きるには地方に残るか海外にでるかの二択しかなくなりますよね。そして地域でも開業はできずに勤務医として生きるしかないという・・・かなり20年後の医療状況は今とは異なることが予想されます。というか今とは全く違う景色になっているでしょう。
本当はこの資料って医学部に進むかどうか迷っている高校生に一番読んでもらいたいんですが(次は医学生、その次は研修医の先生)、進学校の授業でここまで資料読み込むところはないでしょうかね・・・・知ったら多分医師に進む生徒、半減以下になると思うのですが。
資料を読めば未来がかなり具体的に見えてきます。あとはそこで自分が何をするか、どう準備をするかを考えるのみ!!皆さんも考えてみてくださいね。
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