【2020年上半期】当院の活動を数字で振り返る
こんにちは、宮の森のかかりつけ医@今井です。
あっという間に今年の上半期が終了してしまいましたね・・・・この上半期を総括すると、何と言ってもコロナに尽きるといえるのではないでしょうか。外来も1月2月は好調でしたが3月~5月までは影響が甚大でしたし、在宅でも患者さんの対応の仕方は当たり前ですが、スタッフの健康管理、勤怠管理、仕事の仕方の変更など診療所機能の大きな見直しを余儀なくされました。
さてさて数字の上ではどうなったのでしょうか?早速振り返ってみたいと思います。
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定期訪問診療
2020年上半期:4848件
2019年:9996件(上半期は4567件)
2018年:7971件
2017年:7548件
2016年:6763件
昨年の時点「今年の半ばには月の訪問件数が1000件超すでしょう」ってブログで書いたのですが、予想通り6月の時点での月の訪問件数が1036件とようやく一つの目標としていた月訪問件数1000件超えを達成できました。正直コロナの影響がなければもう少し早い段階で達成できたと思うのですが、施設メインの訪問診療ではない当院でこの数字を達成できたのは自分の目標としていた数字を達成できた点ではよかったかと思います。
ただ繰り返しますが今後も数字の多寡は追わずにその内容を重視していくことは継続していきたいですね。今年の年間の訪問件数は11000件いくでしょうか?年末まで楽しみに見ていきたいと思います。
往診
2020年上半期:266件
2019年:672件(上半期332件)
2018年:642件
2017年:531件
2016年:663件
日中の往診対応件数は定期の訪問診療とは異なり減少傾向です。これは普段から往診しなくていいように診療できている証拠なのでしょうね。往診対応が少なすぎるのも問題となるので、減らす努力はしつつも必要時にはできるだけ早く往診する体制を構築していきたいと思っています。
時間外往診(夜間、深夜、日祝)
2020年上半期:108件
2019年:244件(上半期117件)
2018年:230件
2017年:221件
2016年:133件
こちらも2019年と比べ大きな変更はありませんでした。印象としては看護師さん対応を依頼することが比較的多かったことでしょうか・・・訪問診療医が診療継続できるのも訪問看護師さんがいてこそです。本当に感謝しています。
退院時カンファレンス
2020年上半期:29件
2019年:89件
2018年:107件
2017年:100件
2016年:92件
これは皆さんの病院やクリニックでもそうですが、劇的に上半期は少なかったです。コロナが流行しだした時期からどの病院も退院時カンファレンスしなくなりましたよね。個人的にはカンファレンスしないのは仕方ないと思うのですが、やっぱり退院時のカンファレンスって非常に重要なんだよなって実感しえた半年でした。このカンファレンスの重要性、今後もずっとこの時期の診療を教訓にして先々の日々の診療で実践していきたいと思いますよ。
自宅看取り
2020年上半期:44人
2019年:86人
2018年:86人
2017年:93人
2016年:72人
自宅看取りのペースはほぼ変わらずですね。看取りだけが在宅の全てではないですが、やはり年間100件くらいのペースでの看取りは診療所の機能として維持していきたいと思っています。診療所のアクティビティの定点観測としても今後重視して経過みていきたい数字だと思っています。
外来診療(保険のみ)
2020年上半期:5210件
2019年:9618件
2018年:5128件
2017年:693件
2016年:106件
外来診療の数字です。コロナの影響で3月~5月がほぼほぼ5~7割程度の患者数だったということも考えると、外来診療本格開始後3年の時点では順調に経過していると考えてもいいかなと思います。ただ今年の冬はどうなるのか・・・・地域の課題を解決していける外来診療でありたいと思っているので、そのために努力を続けていきたいと思いますよ。
当院の職員数
2020年上半期:74人(産休中職員含む)
2019年:65人?くらい
2018年:51人
2017年:42人
2016年:33人
毎年順調に増えていますが、来年は住宅系施設を行うと思うのでさらにどうなることか・・・・何をするかによって大きく違ってくるとは思いますが職員一体となれるような組織をつくっていきたいと考えています。
2020年上半期を総括すると
⓵コロナの影響は外来、在宅診療ともにあったが診療方法や対応方法を検討し実行したこともあり、職員にも大過なく何とか経営も順調に行えた
②長年の懸念というか、したかったホスピス系住宅のための土地ですが、診療所から徒歩5分の場所に300坪取得できました!!来年度の半ばには実際にできるように下半期はこれのプランニングを重点的にしたいと思います。
③手稲北ベースの開設ですが、コロナの影響もありましたが5月にすることができました。現在北区手稲区の患者さんもできるだけ受けるようにしています。今後も南区はさっぽろみなみホームケアクリニックが、中央区西区は当院が、北区手稲区は手稲北ベースがメインとなって地域に根差した訪問診療を展開していきたいと思います。
下半期の目標は
⓵ホスピス系住宅のプランニング
②一緒に働いてくれる医師、看護師のさらなる増員(札幌全体の在宅医療を考えるとこれは待ったなしの問題だと思っています)
③社会的、地域課題を解決するための新たな事業の検討
でしょうか。ひたすら前向きに活動していきたいと考えています!!当院の活動に興味ある医療者の方まずはご連絡くださいね!
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