医療機関にとってブラックオーシャンはどこにある？？

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

自分が開業した２０１１年当時は在宅医が札幌ではほぼおらず、完全にブルーオーシャンな状況でした。時は経ち今は札幌でも続々と在宅医として開業するDrが増え、完全にレッドオーシャン化しています。なので開業できないわけではないですが、正直個人的には今の状況で在宅医として開業することはお勧めはしませんよ。

自分が今考えていることはブルーオーシャン市場を探すことではなく「ブラックオーシャンはどこか？？」ってことです。ブルーオーシャンは結局は時間が経てばレッドオーシャン化しますからね。

深海のように暗く深く何物も生きていない、自分だけが生きていける、つまり独占できる市場は何か・・・それを見つけることがおそらく生き残ることができる医療機関になることかなって思っていますよ。

何かあるでしょうか？

今井の考えとしては札幌においてはそれは「訪問診療×入院医療を組み合わせたもの」だと思っています。きちんとした在宅医療をベースとして在宅でできることは必ず在宅で完結する、ただし入院医療や入院ベースの緩和ケア、ショートステイなどが必要となった時には在宅と一続きになった治療を入院しても安心して受けることができる・・・それが札幌ではブラックオーシャンかなと思っていますよ。

上記がブラックオーシャンとなり得るのは①クリニックが病床をもつことはハードルが滅茶苦茶高いから（実質かなりの強い意思がない限り無理）②１００床近い病院レベルになると、在宅医療に注力するよりは入院医療を効率化、最大化するのをまずは優先しているので上記のようなことは考えないから、ですよ。

今井はブラックオーシャンって実は目の前にあるものの組み合わせで作り出すことができるものだと思っています。気がつくかきがつかないか、気合入れてやる気があるかどうかっていうのがとても大事かなと。

皆さんはブラックオーシャン、意識していますか？