公開日:2020年06月01日

地域包括ケアの時代は診療所にこそMSWを配置すべき!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

地域包括ケアの時代で在宅で多職種が色々動いていると、在宅療養支援診療所に入ってくる患者さん周囲の情報量は本当にものすごい多いです。介護士さんからの情報、ステーションからの依頼、ショウタキスタッフからの患者さんの変化、病院との入退院調整、ケアマネからの依頼、などなど・・・文章であったり電話であったり毎日たくさんの問い合わせが来ています。

そんな情報をうまく整理してい必要な人に必要な情報を届け、かつ相手にとっても必要な情報を過不足なくお伝えするためには、医療のことも介護のことも、医師も看護師もケアマネも介護士の状況も理解できる職種でないと務まりませんよね。そんな職種は・・・・そうです、MSWさんです。

↓当院のMSWさん

ということで当院では2013年?くらいから診療所としては珍しくMSWを専属で導入しています。おそらく札幌で組織的にMSWの有用性を考えて活用している在宅の診療所は当院しかないと思います。現在は当診療所だけで4人のMSWさんが在宅医療連携室で勤務してくれています。今月からはさらにもう一人加わるのでどんどんできることが増えていければいいなと考えていますよ。

・・・・ただ一つ問題は・・・診療報酬上のメリットが全くない点です。

MSW導入当初から「来年こそは診療所のMSWさんに何か配置加算つくのかな?」とかって思っていましたが、診療報酬上の変化はこの数年全くないですね。国は地域包括ケアを全面的に進めていきたいならもっとMSWの活用を診療所でできるように診療報酬面での後押しをすべきだと個人的には考えていますが皆さんはどう考えますか?医療・介護連携、診療所・病院連携をもっともっと質が高く患者さん本位でできるようにMSWさんの活用を強く訴えたいと思っています。

診療所にこそMSWを!こういう時代になっていけばいいですね。

 

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