公開日:2020年04月06日

これからの病院経営は前途多難~「病院経営動向調査(2020年3月)」を読んで

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

2020年3月時点での一般、療養、慢性期病院の経営状況がわかる資料を見つけました。独立行政法人福祉医療機構が公表している「病院経営動向調査(2020年3月)の結果について」です。

以下一応表紙のみ

資料のアンケート期間が3月2日~23日ということで本当にタイムリーに病院の経営状況について知ることができる資料だと思っています。

内容は各自で確認してほしいのですが、個人的に感じたことは

①消費税増税が顕著に医療機関の収益構造を圧迫している

②経営状況の悪化から雇用する人は今後病院では増やさない

③人件費増加した分の収益増ができていない

④コロナの影響期間次第では倒産/吸収合併される病院が増加する

などでしょうかね。数字で見る限りですが病院経営の今後は今まで通りのことをしているのみでは病院は生き残ってはいけないことを示唆しています。

翻って自分のことを見てみると、病院がこういう状況であれば必ず札幌市内でも地域の中での病院機能の役割の再編が加速していくことが考えられます。特にコロナの影響で急速に経営状況が悪化している病院もあると思いますのでこの2年程で市内の病院の経営方針が大きく変化する可能性が高いでしょうね。

それがどのように診療所の機能に影響を及ぼすのか、そして診療所が地域で果たすべき役割に変化をきたすのか・・・・個人的に予測して、行動して、準備していきたいと考えています。

 

するべきこと、したいことは地域に密着した医療ですが、周囲の状況を無視して自分だけがしたいことをする時代ではありませんよね。先読みして継続して医療を地域で行っていけるように診療所の経営も考えていきたいと思っています!

 

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