公開日:2023年12月07日

在宅看取りを巡っての裁判、今後どうなるか少し注視したいと思います。<「看取り」とは 問うた裁判、8日に判決>

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

12月7日の朝日新聞デジタルの記事で気になる記事を見つけましたのでご紹介します。

「看取り」とは 問うた裁判、8日に判決

まずは希望通りに自宅で亡くなることができなかった患者さんとその後家族にはお悔やみを申し上げたいと思います。

 

さて今回の記事ですが要約すると
①父を自宅で看取りたいと考えて訪問看護ステーションにはその意思を伝えていた。
②急変した時に別居していた自分はすぐに向かったが、同居している別の家族が訪問看護ステーションの看護師と相談の上救急車を呼んでしまった。
③結局搬送⇒病院で死亡確認となった。
④自宅で看取りたいと意思を表示していたのに家族に救急車を呼ばせたのは義務違反では?と主張
⑤ステーション側は「主治医から指示がなかった」「救命措置についての事前の話し合いはなかった」の2点から対応には問題がないと主張。
ということです。
全くの第三者で細かな情報はわかりませんが、問題点は
①家族間での意思統一の問題
②遠方のキーパーソンの問題
③ACPの問題
④訪問看護ステーションと医師の問題
が内在されているかなと感じましたよ。
特に当院でも④に関しては色々考えさせられますね・・・・在宅医療を受けているならまだしも、外来患者さんでも訪問看護ステーション利用している人はわんさかいますし、その中の少なくない人が診療時に「自宅で亡くなりたいんだ」と言っているのはよくあります。
ただ現実問題そんな患者さんが急変した時に外来中にどれだけ対応していけるのか、また関係事業所全てを集めて「人生会議」「ACPの確認」をどれだけできるのかと言われれば・・・正直難しいですよね。
明日には裁判の結果がでるとのこと・・・判決がどうなるか少しだけ注視しておきたいと思います。在宅医療者の皆さんはこの記事を読んで何を考えますか?

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