訪問看護ステーションの運営は患者目線、会社目線、どちらが優先されるべきでしょうか??

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

先日とある訪問看護ステーションさんと話しをしている時に、土日含む患者さんの看護の体制について中々こちらの考えていることとステーションの方の考えていることに隔たりがあり議論が進まないことがありました。

よくよく聞いてみるとそれまで自分はそのステーションさんは土日も通常通り(別途料金はとるでしょうが)訪問看護を行うと思って話をしていたのですが、ステーションさんが実は疾病に関わらず基本土日祝は定期の訪問はなし、緊急時対応のみという運営方針だった、という認識のずれがあったことが理解できました。

うーん、なんだかなぁ・・・・・とは思いましたが患者さんも既に自宅にいますんで、できる範囲での調整でその場は何とか終わりとなりました。

都市部における訪問看護ステーション、色々特色があるところが多いです。リハに注力している事業所、緩和ケアに特化している事業所、サ高住内の患者さんしかみない事業所、などなど・・・色々な事業所があって患者さんにとっては選択肢があっていいのかもしれませんが、情報の非対称性のせいでその事業所がいい事業所なのかどうなのかっていう判断は実質患者さんや家族レベルでは難しいですよね。

 

・・・・前述の訪問看護ステーションとの会話で自分が違和感を感じたのは、会話中のサービスの組み立ての主体が「訪問看護ステーション」となっている点です。患者さんの希望する日時やサービスを実現するためにステーションがどう貢献するか、という議論ではなく、訪問看護ステーションが活動しやすくするためにどう患者さんのサービスを調整していくか、という本末転倒の議論となっていたため、ちょっとおかしいかなと感じた次第です。

自分としてはクリニックやステーション、居宅介護支援事業所やデイ、ヘルパーさんもそうですが、やはりどの事業所も運営の大原則は「地域の患者さんや利用者さんのために何ができるのか」という点からずれてしまってはいけないと強く思っています。事業所優先のサービス調整を当たり前のように考えている、そんな事業所は・・・・ちょっと残念ですよね。

 

クリニックもステーションも在宅関連の事業所も営利的な面を持ち合わせているのは紛れもない事実です。ただ私的な利益の追求(事業所の発展)と公的な利益の追求(地域への貢献、患者さん家族へのきちんとした医療やケアの提供)のバランスをとり、両者を相反することなく追求していくことは必要ですし、可能なことだと自分は信じています。(だから土日の外来もやっているんです)

 

訪問看護ステーションの運営は患者目線、会社目線、どちらが優先されるべきでしょうか??両者を追求していくことは難しいでしょうか?皆さんはどう考えますか?

 

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