公開日:2019年01月22日

在宅医療を怖がる看護師と、抵抗がない看護師の違い

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

年末年始の多忙な時期がようやく過ぎ一段落をしているこの時期、医療者、特に看護師(医師)が在宅医療へのチャレンジをどう考えるかっていう題で少し書いていきたいと思います。

言うまでもないですが現在国を挙げて在宅医療への推進がなされており、要介護者であっても重度の疾病をもっていようとも、どのような状態の患者さんであっても、できるだけ入院することなく自分の”場”で生活していけるように医療を提供していくことが医療者にとって求められています。

今の日本の都市部では既に医療機関を受診する患者さんの半数以上が高齢者でしょうし、田舎の医療機関での状況はいわずもがなだと思います。社会にとってマジョリティとなりつつある高齢者への医療をどのようにやっていくのか、在宅医療のみならず病院医療の現場においても医療者であれば自問自答をしていく必要がありますよね。

今自分が気になっていることとしては「これだけ社会から在宅医療のニーズが高まっている状況を鑑みて、1医療者として、また1医療機関の経営者としてどのように対応していくべきだろうか」という点です。

医療者が在宅医療のフィールドに一歩踏み出すことは、やはり現状ではまだ大きな壁があるのが現状です。慣れた病院の外にでること、多職種との連携をうまくこなすためのコツ、専門職として以外のことで求められるスキル、人としての倫理観、患者さんや家族の内在的な論理を把握する力などなど・・・・これらの問題をどのように在宅医療を目指す医師や看護師にマスターしてもらうのかは結構難しい問題です。

ただ1点言っておきたいことはやっぱり「チャレンジなくして成功なし」っていうことです。新しい分野へ飛び込むことをいつまでも躊躇していては、慣れた病院での環境で仕事をすることをいつまでもしていては、新しい時代に求められる医療職となることは非常に難しいでしょう・・・・

(自分がいい意味で驚かされているのは自分のクリニックには在宅という新しい分野にチャレンジしてみたいって考えてくれている医師や看護師がたくさん集まってくれていることです。これだけ他のクリニックやステーションが人が足りないって言っているなか集まってくれて本当に感謝ですね!!)

在宅医療を怖がる看護師と、抵抗がない看護師の違いって本当に極わずかだとは思いますが、やはり行動するかしないかで大きく将来が変わってきます。今後社会全体が在宅医療に向かいあう時がかならず来ると思います。早めに対応力をつけようと考えるのであれば、できるだけ早く、そして多職種が働いている医療機関で在宅医療のフィールドに飛び込んだ方が絶対いいっ自分は考えていますが皆さんの考えはいかがですか?

チャレンジしたい、若い気持ちをもつ看護師、医師の参入、見学を是非お待ちしています。興味ある方連絡くださいね~

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