公開日：2023年11月30日

加算、加算、加算、加算・・・いい加減こんな社会保障システム辞めませんか？＜認知症高齢者の行動・心理症状（BPSD）を未然にチームで防ぐ取り組みを行う介護施設などを新加算で評価へ—社保審・介護給付費分科会（1）＞

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

診療報酬改定と介護報酬改定が同時に行われる２０２４年・・・結局は加算、加算、加算、加算と何か方向性を示すのに報酬での誘導しかないって社会保障のシステムとして本当にどうなんでしょうね？疑問を感じてしまいます。以下介護報酬改定に伴い現在俎上に上がっている議題です。

１１月２８日のGem Medさんより↓

認知症高齢者の行動・心理症状（BPSD）を未然にチームで防ぐ取り組みを行う介護施設などを新加算で評価へ—社保審・介護給付費分科会（1）

１１月３０日にはこんな記事も

つぎはぎのシステム継続を現在は優先していますよね。あと５年１０年、２０３０年くらいまではいいでしょうが、本格的な多死社会になる２０４０年以降を見据えると根本的に変更する必要があるんじゃないかなと思います。

システムが複雑になればなるほど何がおきるかというと、結局は運用がシステムではなくてジャッジする人によって左右されるという事態になるんですよね・・・・

システムを活かそう、より効率的にしようと色々考えてのせていく→数十年続く→誰も理解や判断ができない状況になりつつある（←今ココ）→システムが形骸化し人治になってしまう、が誰でも予見できることだと思っていますが・・皆さんのお考えはいかが？

まぁいきなりそうひっかえは難しいでしょうから従来の診療報酬改定はしつつ２０３０年代中盤には新しい社会保障制度を導入する、くらいのスパンで考える諮問機関はあってもいいのかなと今井は思います。社会保障制度、本当に持続可能で次世代に遺せるものなんでしょうか？

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