問題の根本にあるのは周産期医療における出産に対しての意識が昔とは格段に違う、という点と、お産で何らかの問題が起きた時に容易に裁判沙汰になってしまう、という点です。嘱託医としての診療を求められるときは通常のお産ではない状況の時です。そういうハイリスクの状況になった時だけ産科医に介入を依頼する、ということは、産科医側からみればリスクのみおしつけられているという認識にならざるを得ないですよね。

助産院側が昔と同じように活動していきたい、と思う気持ちも十分わかりますが、正直産科医療における時代の変化と、患者さん家族の出産に関してのリスクに対する認識の変化が助産院での出産を難しくしていると思うので、長期的には助産院での出産は・・・新たなシステム、枠組みを考えていく必要があるのでしょうね。もうそう時代になってきたと今井は考えています。

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