公開日:2021年08月25日

令和4年、2022年診療報酬改定の議論が進行中~訪問診療、訪問看護、訪問歯科、薬剤師~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

コロナ禍の陰に霞み、世間的には全く注目されていない診療報酬改定の議論ですが、一部の医療政策を勉強している人にとっては毎回の中医協総会がどうなるかはこの時期はとても気になります。

さて8月25日の今日、中医協総会の資料において在宅医療の資料が公開されています。興味ある人は現在の国の認識がどうなっているのか、これまでの流れも含め理解できる資料となっていますので是非確認してみてください。

中央社会保険医療協議会 総会(第486回) 議事次第

在宅 (その1) について

 

在宅医療に関わっている医療者には是非全資料を読んで頂きたいのですが、時間ない人もいると思うので今後の議論の方向性のみ載っているスライドも載せておきます。(ただ診療報酬改定において本当に重要なことは、改定の内容を知ることだけでなく全体の社会、医療政策の流れを理解することなので本当に全資料一読することをお勧めします。)

訪問診療に関して

訪問看護に関して

訪問歯科

薬剤師さん

 

訪問診療に関して言えば24時間の往診担当医を確保することがやはりハードルが高いので、政策担当者としてはそこを如何に充実させるかが重要になってくると考えると思います。あと緩和ケアに関しての取り組みですね。

そう考えるとこれから政策的に評価される在宅診療所はやはり”グループ診療”、”診療所の中規模化”、”複数の専門医(科)”がキーワードになってくると思いますがどうでしょうかね。そこに現在のコロナ禍での在宅療養というキーフレーズがどのように刺さってくるのか、議論の展開が楽しみですね。また悪化しつつある国や健保連などの財政状況がどのような影響を与えるのか・・・影響因子は無数にありますね。

看護についても資料みて諸々考えることはありますが、それはまた次の機会にでも、ということで!!

 

いずれにせよ繰り返しますが診療報酬改定の議論は現状の把握のみならず、過去ー現在ー未来、の一連の流れを理解することがとても重要です。皆さんも公開された資料をみて自分なりに色々考えてみてくださいね。

予測して、準備する・・・数年経過みていたらできるようになると思いますよ。

 

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