朝7時からの早朝外来、今月で終了です。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

クリニック外来受付でもHPでも告知していますが、今月21年2月にて早朝7時から行っていた外来診療が終了し、8時30分からの診療となります。

理由としては

⓵朝7時から勤務可能な医療事務員の確保が難しい。また負担も大きい

②開業当初から在宅分野の診療依頼がこれから数年でどんどん増加する、その時には外来診療は少し制限しなければ、と考えいたが、コロナの影響により想定してより早く在宅医療へのシフトが鮮明となったためそれに対応するため

が大きな理由となります。

自分自身は朝7時からの勤務がほぼほぼ3年間続いていたため負担感はなかったのですが、上記のような諸事情、当院の地域での果たすべき役割は何なのかを考えた時に仕方のない選択なのかな、と考えています。

 

外来診療時間は短縮となりますが、質自体は落とさずに継続して診療していきますのでかかりつけ医をお探しの方は遠慮なく受診してくださいね。お待ちしています!

 

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”お金の問題で病院を辞められない”という看護師さん、一番大事なのは時間では?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

先日(というか昨年)とある看護師さん(Aさんとしましょうか)と話しをしていたのですが、彼女は在宅医療には数年前から興味があって、常勤の合間に在宅のクリニックや訪問入浴などでもバイトをしていたことがありました。

話というのは在宅医療の現場って最近はどうなの?とのことで同席していた訪問看護ステーションの所長さんや在宅医とも諸々話をしたのっですが、聞けば聞くほど早く在宅に行きたいなとのこと・・・

今「そんなに希望するんならなんでいかないの?家の近くにも○○ステーションもあるし○○クリニックもあるでしょ?」

A「確かに行きたいんだけれどやっぱり病棟勤務がなくなると夜勤のお金がね・・・退職金も今勤めている病院は結構でるし、それまでは在籍してから在宅行こうかなって」

今「退職って言ってもあと10年以上あるでしょ?」

A「そうだね、60までだから・・・」

今「どう考えても目先のお金じゃなくて貴重な時間を優先すべきでしょ?60になってから訪問看護とかって実際無理だから・・自分の時間ってもう帰ってこないよ?」

今「さらにうちで訪問看護やって所長になったり自分でステーション立ち上げた看護師さん結構多いけど、正直多分給料病院時代よりかなり良くなっていると思うよ。」

などなど色々話をしましたが、結局現時点で彼女はまだ病院勤務・・・目先の給与と10年以上先の退職金が気になって訪問看護をする、という選択肢はないのでしょうね。

 

自分は一番貴重なものは時間だと思っています。自分のやりたいことをできない環境で時間を浪費してお金をもらうのが目的の仕事って、何が楽しい人生なの?って思いますが皆さんはどうでしょうか?

間違いなくお金は後でついてきます。願わくば多くの看護師さんが最初からそれを目的として行動しないで、自分の時間や経験の価値を重視して仕事を選択してくれればなと思いますよ!(もちろんそれで病院にいる看護師さんも知っていますが)自分の可能性を自分で限定しないで!と強くお伝えしたいです・・・

 

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現状では社会的処方は普及するはずがない、と強く感じます~ニッセイ基礎研究所資料から~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

ニッセイ基礎研究所さんから社会的処方に関して新しい記事が出ていました。

過去ブログでも社会的処方について取り上げたことがありましたが(「社会的処方の制度化は可能か?~:ニッセイ基礎研究所レポートを読む~」で少しだけ書いています)正直現時点で骨太の方針に入れるのは時期尚早、制度化自体も問題点はかなりあります。

前述のブログでも書いた内容を反復しますが、社会的処方を制度化する課題については

①”かかりつけの医療機関で社会的課題をスクリーニングする”こと自体、在宅医療の経験がなければ医師や看護師には難しい

②地域の社会的資源、サービスリソースについて医療機関が知らない

③ソーシャルワーカーがそのような医療機関にいればある程度は解決できるかも知れないが、診療所レベルではMSWがそもそもいないことが多い

④介護保険や障害サービスとの整合性や調整など、地域の中での公的サービスと社会的処方の利害の調整など誰がするのか、制度の縦割りの中では決めるのが困難

などがあります。

つまり現状では制度作ったとしてもシステムだけが一人歩きし、実際それを行える医療機関がほぼない、という悲しい結果になるのが目に見えています。現状開業医の先生でもきちんと生活面までみて社会的処方を意識して行えるDrって開業医が100人いたら3,4人いるかどうかじゃないですか?その中で制度化してどうするんでしょうね?

 

正直社会的処方を制度化する前に、かかりつけ医制度自体を曖昧な状態にするのではなくきちんとした制度化したほうが絶対社会的処方に対しての精度や理解も進むと思うのですが・・・こっちは利害関係が多すぎてできないのでしょうね。

社会的処方に関してのニッセイさんの以下の記事、興味ある方は是非読んでくださいね。

骨太方針に盛り込まれた「社会的処方」の功罪を問う-薬の代わりに社会資源を紹介する手法の制度化を巡って

 

現状では社会的処方という言葉だけが一人歩きしてしまい、結局何も変わらなかった、ということになるのではないか、個人的にはそう考えていますが皆さんの考えはいかがですか?

 

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