14年間で3回訪問、報酬は7000万・・・旭医大学長は説明責任があるはず!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

旭川医科大学の学長、滝川市立病院とアドバイザリー契約を結んだけれど訪問は14年間で3回、報酬は約7000万円との記事がネットにでていました。以下道新さんより↓

旭医大学長との契約 滝川市「当時の担当者が妥当と判断」

「【滝川】市立病院が約14年間にわたり、旭川医科大の吉田晃敏学長に「医療情報アドバイザー」として総額6920万円を払っていたことに関し、市議会全員協議会が2日、非公開で開かれた。関係者によると、前田康吉市長は月額40万円の報酬について「当時の担当者が妥当と判断したと認識している。今後、(同様の契約をする際には)よく検討しなければならない」と述べたという。

 同協議会は市議会側の求めで開かれ、市議は全16人、市側からは前田市長や病院担当者らが出席。冒頭、担当者が学長との契約は同病院の改築時期にあたる2006年7月から始まり、必要な時に医療情報や病院経営を相談できるものだったと説明したという。病院の記録では、吉田学長が約14年の間に滝川を訪れたのは3回だった。」

 

 

話自体は昭和の時代のような話で医師派遣確保のための上納金のようなお金だったのではないか、と思いますが皆さんの感想はいかがでしょうか?

基本的には公的機関のトップという役職を考えると学長として説明責任はありますよね。何を目的としての契約なのか、どのような役割をはたしてきたのか、そして医師派遣に伴う利益供与の有無は、などは最低限必要でしょう・・

そもそも公的組織で働く、さらにそのトップとして仕事をするという自分の役割を認識しているならば、絶対そのような金は受け取らないはずです。金が欲しいのであればお金も伴う仕事をすればいいのです。公的機関で仕事をすることの意義、意味を自分ではどのように捉えているのか、そこらへんも是非説明してもらいたいですね。自分の家族なら恥ずかしいと思ってしまいますがそのような感覚はないのでしょうか??

 

 

自律ができないトップが存在する・・・旭川医大は今後しばらくはそのような目で見られてしまうと思います。地域、地域医療における大学の役割の再確認が必要となってくると思いませんか?皆さんはどう考えますか?

 

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高齢者施設のでのコロナワクチン接種の大まかな流れ~日医資料より~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

2月3日に日本医師会のHPに「高齢者施設への新型コロナウイルス感染症に係る予防接種について」という資料がアップされています。

中身は10分もあれば読めるので是非読んでもらえればと思いますが、簡単に高齢者施設でのコロナワクチン接種の大まかな流れのみ以下に書き出してみたいと思います。

(1)実施主体等

○ 高齢者施設の入所者への新型コロナウイルス感染症に係る予防接種は、市町村(特別区を含む。以下同じ。)が実施主体となり、予防接種の実施に係る集合契約(※)を市町村と締結した医療機関等(※※)において実施する。
※市町村と実施機関(医療機関)の間で締結されるワクチン接種の委託契約について、それぞれをグループ化し、グループ同士で包括的な契約をいう
※※医療の提供を行う介護保険施設を含む
○ 高齢者施設とは、以下の施設を指す。
・ 介護老人福祉施設、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院
・ 特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、認知症対応型共同生活介護
・ 養護老人ホーム、軽費老人ホーム、有料老人ホーム
・ サービス付き高齢者向け住宅
・ 生活支援ハウス
○ 請求方法等の基本的な枠組みについては、一般の住民への接種と同様に、国が用意するワクチン接種円滑化システム(以下「V-SYS(※)」という。)を用いるとともに、住所地外接種に係る接種費用の請求・支払は医療機関等所在地の国民健康保険団体連合会を通じて行うこと。
※地方自治体、医療機関、卸売業者等の関係者がクラウドにワクチンの入庫量、配分量等の情報を登録し、関係者で速やかに共有することを主な目的としたシステム

(2)対象者

○ 高齢者施設に入所する接種順位が上位に位置づけられる高齢者(※)とする。
※令和3年度中に65歳以上に達する者

(3)接種場所

○ 接種場所は、大きく「基本型接種施設」及び「サテライト型接種施設」に分けられる。
具体的には、「基本型接種施設」とは、直接ワクチンの配送を受け、接種を実施する施設であり、「サテライト型接種施設」とは、基本型接種施設の近隣に所在し、当該基本型接種施設から冷蔵でワクチンを移送して接種を実施する施設である。

○ 高齢者施設については、
・ 基本型接種施設、サテライト型接種施設又は市町村が設置する設置会場での接種に加え、それが困難な場合には、これらの接種施設からの巡回接種により実施することも可能である。
・ 医療の提供を行う介護保険施設においては、市町村と予防接種の実施に係る集合契約を締結した場合は、「サテライト型接種施設」として接種を実施することが可能である。
(4)接種の大まかな流れ
・接種予定者に対し、市町村が接種券を発行
・接種予定数を踏まえ、基本型接種施設が当該施設及びサテライト型接種施設での必要量を合計したワクチンの必要量をV-SYSに登録
・国、都道府県及び市町村が連携してワクチン割り当て量を決定。具体的には、①国は各都道府県の割り当て量を調整し、②都道府県は各市町村の割り当て量を調整し、③市町村は各医療機関等の割り当て量を調整
・基本型接種施設はワクチン納入予定数や予定日をV-SYSで確認。必要に応じてサテライト型設置施設に連絡。
・基本型接種施設はワクチンを保管。
・基本型・サテライト型接種施設は具体的な接種日や時間枠ごとの接種予定者数を決定し、当該施設の接種予定者に伝達(その他、市町村が設置した会場等に係る接種日時・予定者数についてはとりまとめ主体に伝達)
・接種の実施
・基本型・サテライト型接種施設はV-SYSを通じて接種者数等の報告を行うとともに市町村又は国民健康保険連合会に費用請求書を送付

 

 

となっています。大体どのような感じになるか理解できるかと思います。

ただ在宅の分野に関して言えば少し心配なのが、高齢者施設以外の居宅で通院困難な患者さんに対してどうワクチン接種をするのか、という問題があまり議論されていないように感じる点ですね。認知症の患者さん、がん患者さん、呼吸器つけているALS患者さんなど外出へのハードルが高い人で密着しての身体サービスが必要な患者さんにはぜひともワクチン接種してもらいたいんですが・・・・今後ここのところの議論がどうなっていくのかは注視したいと思っています。

 

とにかく現状は札幌市の当該担当者の方々が昼夜問わず調整、システムづくりに一生懸命頑張ってくれていると思いますのでそれらの方をまずは応援したいと思います。ワクチン接種スケジュールの担当の方、大変だと思いますが本当に頑張って下さいね!!

 

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スピリチャルペインへの対応を多職種で!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

若年の在宅患者さんの問題点について多職種でカンファレンスしています。”できない現実”を認識しているけれど認めるのは本当につらい患者さんとそれをできる範囲で支えようとする高齢の親御さんに対して、医療・介護チームでどのように関わればいいか、という点にスポットをあわせての議論でした。

医療の問題であればAという問題であればBという薬、Cという障害に対してはDという解決策、というようにクリアカットに解決できますが、スピリチャルペインに関しては個々の在宅患者さん毎に対応は全く異なってきて都度相談が必要です。

多職種でカンファレンスをして情報を集め、そしてスピリチャルペインを少しでも軽くしてあげるために何ができるのか、できなくてもどのような姿勢で寄り添っていくのか、チームで同じように考えておくことは重要ですよね。

医療者はともすればできる限りのケアをしなければいけない、こうして欲しいと医療者の希望を患者さんに押し付けてしまいがちですが、時には何も提案もせず頷いてあげるだけでも十分なことはあります。

 

スピリチャルペインへの対応、自分もまだまだ勉強中ですが頑張って患者さんが楽になれるように経験積んでいきたいと思っています。