公開日:2020年10月20日

在宅医療の分野でも1万時間の法則は当てはまるの?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

巷ではよく「何事もその道のプロになるためには、目安として1万時間の時間を費やすことが必要」という1万時間の法則がある、と言われることがありますね。

自分のことを振り返ってみると、在宅医療のほぼほぼ全ての経験をして、医療面でも事務面でも人に教えられるレベルになったな、と感じたのは在宅医になって3年目くらいでしょうか。それまでにどれだけ時間を費やしたのか計算すると、

 

1日8時間勤務(ほぼ休みなしで1日平日は10~12時間、土日は4,5時間勤務、をざっくりと平均化)

×

365日

×

3年

=累計で約9000時間

 

となります。確かにこれで振り返ってみると1万時間に近い時間を費やしてようやく1人前になれたんだな、って理解できましたよ。

かりに普通の在宅医や訪問看護師が一人前になるのに1万時間が必要ならば、週5日勤務、1日8時間、年間52週だとすると1年で約2000時間、大体4,5年で一通りの経験を積み在宅医療のスペシャリストになれることになりますね!!

 

上記に関してはあくまで単純計算なので、実際は少し違うでしょう。自分のようにどっぷり足の先から頭のてっぺんまで在宅医療に浸かって働く場合と通常の勤務として働く場合ではまた働く時間の濃度も違ってくるでしょうし・・・

え?その時間密度を高くする方法ありますか?って質問ですか?短時間で濃度の高い経験を積むことは確かに可能ですが、そのためには条件は二つだけあります。

1:スぺシャリストと一緒に働くこと

2:勤務時間内にできるだけ集中的に働くこと(症例に多く関わる、緩和ケアや神経難病などのケースをできるだけ関わる、など)

この2点があれば短い期間で効率よく在宅医療の専門家になれるかもしれませんね。

 

当院は在宅医、訪問看護師ともに上記1,2の点を満たした環境で勤務することが可能です。早く1人前になりたい、どんどん経験を積みたいと考えている医師や看護師の方いましたら是非ご連絡くださいね。現在も募集中です!!

 

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