公開日:2020年06月26日

中期的な社会保障制度改革の見通し~第9回経済財政諮問会議から~

こんにちは、宮の森のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

社会保障制度の行く末に興味を持たれている方は、現在の社会保障制度改革の原案が、過去のように中医協ではなく経済財政諮問会議で議論されている内容であることは数年前から明確なのはよくご存じかと思います。(興味ある方は経済財政諮問会議のHPから過去数年の議題を確認してみてください。数年前に議論されていたことが現在どうなっているかよく理解できると思いますので)

今回6月22日に令和2年第9回経済財政諮問会議で社会保障制度改革について早急に議論すべき点について提案がありました。先々の変化を予想するためには必読の資料と思いますので興味ある方は是非ご覧ください。

要点をまとめると

①オンラインデータベースの整備と実臨床への活用の推進

②オンライン診療、電子処方箋などの医療のデジタル化の推進

③介護の生産性向上の推進

などでしょうか。以下どうぞ!

令和2年第9回経済財政諮問会議

資料2-1資料2-2から

 

 

特に実臨床に携わる医療者として気になる文言は2-1のP3、定額の診療報酬支払いの対象拡大、でしょうか。病院での医療が対象なのか、さらに在宅や外来までこの対象になるのか・・・・現在の出来高制の医療提供体制の見直しが必ずくる、と考えている医療者(自分)にとっては、くるかこないかの話ではなく、いつ、どこまでの範囲で出来高になるの?という感じで受け止めています。

 

社会保障改革は躊躇なくどんどん進みます・・・・5年後10年後に現在を振り返った時、今回のコロナ感染症が社会保障制度の変化の大きな節目になった時、時代の転機となった時、と必ずそう思われるポイントが今だと自分は考えていますがどうですかね?皆さんは変化にむけての準備、できていますか?

 

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