コロナ流行下での当院の働き方改革~在宅医、診療同行看護師、MSW、ケアマネ、訪問看護師~
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
当院ではコロナ感染症の流行に伴い、少しでも職員の罹患や職員間の水平感染を減らすため、今月半ばから各職種で働き方を変更しています。後で振り返ったときに簡単に記録しておくことは悪くないと思いますので簡単にどう変更したのかを記載しておきたいと思います。
①在宅医:基本自宅待機で看護師が自宅に迎えに行く→そのまま患者さん宅に訪問→医局や診療所には戻らずに自宅待機→同様に午後の訪問→終了後自宅待機、という形にしています。これにより診療所内での不要な水平感染も防げますし、最悪医師が感染したとしても他のスタッフへの感染は最低限に抑えることが可能です。
自宅待機となった分他職種とのコミュニケーションがしづらくなりますが、そこは電カルのオンライン掲示板にてかなり密にやりとりすることとしています。
②診療同行看護師:これまでは外来勤務と診療同行業務をやってもらっていたけれど両者を厳格に分けて、外来看護師は外来業務のみ、同行看護師は同行業務のみ、としています。診療同行も不特定多数のDrにつくのではなくA医師=A看護師、B医師=B看護師という形で完全対応性とし、在宅チームのセル化を図っています。
③MSW:基本出社してもらい通常通り。可能な限り医療機関や患者宅への訪問はしない。
④ケアマネさん:4人いますが、どうしても事務所に電話かかってきますので管理者含め二人は事務所勤務、他の二人は自宅での在宅ワークとしています。
⑤訪問看護師:基本直行直帰としています。患者さんの情報共有は管理者へ報告したりオンライン掲示板でのやり取りを行いできる限り共有するようにしてもらっています。
ということで上記のような対応を各事業部毎に行っています。ステーションの部屋とかは日中は本当にガラガラです・・・・今回の働き方変更の目的は
①職員の感染発症リスクを下げる
②仮になったとしても職員間の水平感染を防ぐ
③被害を最小限にする
ことが主目的です。成果がでるのか、果たして他にもっといい方法があるのか、何が正解かはわかりませんがしばらく状況を把握して自分なりに模索していきたいと思います。
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