公開日:2020年04月20日

肺炎患者さんの入院先が・・個別の病院の努力に頼るのは限界。求められる行政の対応は??

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

週末に体調不良となった肺炎の患者さん、搬送先を探すのに10か所近くの病院から断られています・・・・決して病院の責任ではありません。各病院、自分たちの病院で現状どのような医療を行うべきか、きちんと考えた上での決定ですので非難なんか100%できません。

ただ現実として行き場がない患者さんがもう既に出現しているわけで・・・・さらに今後がんセンターのように院内感染が起きてしまう病院が札幌市内でもでてくるのは時間の問題です。

現状としては各個別の病院で対応できる能力は限界に近付きつつあり、札幌市として医療をどうしていくのか、行政と医師会の大胆な決断が一刻も早く望まれる状態であると自分は認識しています。

 

現実的には公的病院のうちのいくつかをコロナ対策メインの病院として運用し、その代わり行政や医師会からの支援は最大限行う、などの措置をとるしか医療現場の崩壊を防ぐ手はないのではないかと思いますが、そこまでの決定が早急にできるかどうか・・・・本当に一刻も早い対応が必須です。

 

GWにかけてはさらに行政が動きづらくなる状況となるかもしれないので、今週が5月にむけて勝負の週でしょうか?どうなるか注意して経過みていきたいと思います。

 

2019年の当院の診療実績→こちらをどうぞ!

2020年5月から北区、手稲区でも訪問診療開始します→こちらをどうぞ!

おすすめ過去ブログのまとめをみたい方→こちらをどうぞ!

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらこちらをどうぞ!

当院の診療所、もしくは法人内の訪問看護ステーションで働きたい看護師さんも随時募集しています→こちらをみてご連絡ください!

在宅医療の現場で働きたい、患者さんに関ってみたいと考えている方募集しています。資格は問いません。→こちらをどうぞ!