公開日:2020年03月25日

施設の経営が変わると訪問診療も終了になります・・・

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

当院が開業した時(する前のごう先生の時にいた時)から10年近く診療継続していた住宅さんがあったのですが、今回経営者が変わることになり診療先を変更したいとのこと・・・あっけなくこの10年近く診療していた当院の診療が今月をもって終了となりました。

施設での在宅医療は、患者さんにとっての医療の質を重視し連携医療機関を選定しているところもあれば、施設の経営や運営にとっての重要性を鑑みて選択されている場合もあります。

今回の経営者が変わった住宅さんの選択は病院からの訪問診療をしてもらい、何かあったときにはすぐに入院できる体制を整えておきたかったのでしょう。そのこと自体は十分よく理解できます。

ただその決定って既に入居している患者さんの意思は反映されているのでしょうか?今まで当院ができるだけ入院しないで(させないで)その場で頑張ってきたことも、今後は体調不良=即入院、ということになるでしょう。本当にそれが患者さん家族の希望なんでしょうか?

 

 

患者さん家族の意思決定が不明(不在)のまま診療終了となり釈然としないところもありますが、それはそれで仕方ないですね。個人的には患者さんが不憫でなりませんが・・・

というわけで今現在は自分の頭の中では以下の曲が鳴り響いていますが、何の曲か皆さん予想できますか?↓この曲ですよ。

 

患者さんがこの先も希望する通りの生活をおくれますように!!(あと皆さんも住宅選ぶときは本当によく検討して選んでくださいね。診療所より病院からの訪問診療のほうがいいかって言われると、当たり前ですが絶対そうとはいえないですから・・・)

 

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