公開日:2019年09月13日

<入院/外来医療と在宅医療の隙間>はこれからの地域医療で課題になっていく・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

在宅医療が必要な状態になりつつあるけれどぎりぎりで外来で診療している、もしくは本人は通えないけれど家族の方だけが受診し外来通院の体だけとっている患者さんって札幌市内でもかなりいるのではないでしょうか?

また大病院での治療が終了して緩和ケアの対象となり、ホスピス病棟をもつ病院の外来を受診となった患者さんでも、明らかに外来通院だけでは支えられていないのに在宅医療が導入されていない患者さん、こっちは実体験を照らして考えても結構います。

これからはこのような<在宅医療の必要性があるけれどまだ在宅につながっていない、外来と在宅の隙間で頑張っている患者さんをどう地域でささえていくか>という問題、絶対顕在化していくだろうなと日々感じています。

基本的には病院の医療者は患者さんの生活のことは知らないため、やっぱりこのような隙間をうまく埋めて患者さんの生活を支えていけるのはかかりつけ医、それも在宅医療を十分に知っているor実践している医師となるしかないのではないかと思います。もちろん訪問看護師さんもこの隙間をうめるのに十二分に力を発揮していけますが、医師がいないと体調変化したときにすぐに病院に入院、って結論になってしまうんですよね・・・・・

家族とできる限り一緒に過ごしたいと思っている患者さんや、認知症のため入院自体がその人にとって悪影響を及ぼしてしまう患者さんなどのためにも、これからは在宅未満外来以上の方への対応を診療所/地域単位で考えていきたいと思っていますよ。

皆さんの地域ではこれらの患者さんへの対応はどうですか?良ければご意見くださいね。

 

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