公開日:2026年10月06日

資料提供:AI時代のハイパフォーマーは何が違うのか―「速く動けるいいヤツ」の時代の終わり

こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です

パーソル総合研究所さんからAI関連の気になる資料が公開されました。興味ある方は是非是非一読してください。10月5日の記事です。以下どうぞ↓

AI時代のハイパフォーマーは何が違うのか―「速く動けるいいヤツ」の時代の終わり

 

資料のまとめでーす

この記事の核心はタイトルに凝縮されています(^^♪

「速く動けるいいヤツ」の時代の終わり!!

AIが普及した社会では、「素早く・正確に・丁寧に」こなせる人材の価値が相対的に下がる。なぜなら、そういった作業はAIが担えるようになってきているから・・・では、AI時代にハイパフォーマーとして活躍できる人は何が違うのか。記事では以下のような視点が示されています。

〇 「問いを立てる力」——何を解くべきかを定義できる

〇 「文脈を読む力」——状況の背景・意味を理解できる

〇 「判断する力」——不確実な状況でも意思決定できる

〇 「人を動かす力」——チームや関係者を巻き込める

〇 「倫理的に考える力」——何が正しいかを問い続けられる

つまり「答えを出す速さ」ではなく「何を問うべきかを考える力」——資料によるとこれがAI時代の差別化要因になるということでしたよ。

医療者としてこの資料を読んで感じたこと

この記事を読んで今井が真っ先に思ったのは、これって、現場で在宅医療がずっとやってきたことにちかいなぁ、ということでしたよ。

病院医療は「決まったプロトコル通りに、速く・正確に動く」ことが求められる場面が多い。検査値を見て、ガイドラインに沿って、処方する。これ自体は大事なことですが、AIが最も得意とすることでもあります。

一方で在宅医療は違います。

患者さんの自宅に入って、その人の生活・家族・価値観・死生観を読み取りながら「この人にとって今何が必要か」を問い続ける。ガイドラインに答えが書いていない場面の方が多い。「正解」よりも「この人にとってのベスト」を探し続ける仕事です。

まさに「問いを立てる力」「文脈を読む力」「判断する力」——AI時代のハイパフォーマーの条件が、在宅医療の現場ではずっと求められてきた。

なんで在宅医療者はAIに親和性が高い?のかも・・・どうでしょうかね(^^♪

医療とAIの関係を改めて考えておく

今後、医療の世界にAIがさらに入ってきます。

臨床診断、画像診断、薬剤チェック、カルテ記録の補助、レセプト管理——こういった領域でAIの活用は飛躍的に加速するでしょう。

そのとき「AIに任せられること」と「人間が担い続けるべきこと」の境界線を、医療者自身が考えておく必要があります。そしてそのために準備を今からしておくべきです。

今井が思う「人間が担い続けるべきこと」「求められる能力」は以下ですかね↓

〇 患者さんの表情・空気感から「何かいつもと違う」を感じ取る力

〇 「この人は本当は何を望んでいるのか」を引き出す会話力

〇 家族が言葉にできていない不安を察して寄り添う共感力

〇 「医学的には〇〇だが、この人の場合はどうか」という個別事例への判断力

〇 チームメンバーを動機づけ、同じ方向を向かせるリーダーシップ力

これらはいずれも、記事が言う「AI時代のハイパフォーマーの条件」と重なるんじゃないかなぁと思いますがいかがでしょうか??

資料を読んで、医療者へのメッセージとして認識しておくべきこと

AIを怖がる必要はありません。でも「AIに任せておけばいい」という受け身でもいけない。

「AIが得意なことはAIに任せ、自分にしかできないことに集中する」——この発想の切り替えが、AI時代の医療者に求められる最初のステップだと今井は思っています。

そして「自分にしかできないこと」を磨くために——患者さんとの対話の質を上げる、チームの中での自分の役割を意識する、「なぜそうするのか」を常に問い続ける——こういった地道な積み重ねが、AI時代でも「必要とされる医療者」につながっていくのだと、改めて本資料を読んで考えましたよ。

皆さんはこの資料を読んで何を考えましたか?そして未来におけるAIと医療の関係についてどう考えていますか?