公開日:2022年05月20日

2022年5月17日開催の全世代型社会保障構築会議、議論の中間整理の内容を確認しましょう!!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

社会保障制度の将来について皆さん考えたことはあるでしょうか?自分はいつも考え、予測し、それに備えて行動することを日々心掛けていますよ。

2022年5月17日に全世代型社会保障構築会議が開催されました。議論の中間整理、ということで資料が公開されていますので興味あるかたは是非一読しておくといいでしょう。社会保障制度はいきなりポン、って政策がでてきたり変化がでることは早々ありません。必ず事前に議論をして、順を踏んだ後に政策として決定されます。資料を読み込むことは将来を予測することにつながりますよ。

全世代型社会保障構築会議 議論の中間整理

概要わかりやすいので下に抜き出しますね。

 

自分が気になった部分を抜き出します。

「なお、被用者保険の適用拡大が図られると、女性の就労の制約となっている、いわゆる「130 万円の壁」を消失させる効果があるほか、いわゆる「106 万円の壁」についても、最低賃金の引上げによって、解消されていくものと見込まれる。」

「このため、ソーシャルワーカーによる相談支援や、多機関連携による総合的な支援体制を整備していくことが重要である。その際には、孤独・孤立対策について、重点計画が策定されて政府一体となって取組が本格化したことも踏まえ、相談支援等について分野横断的に取組を進めることが有用である」

「加えて、今回のコロナ禍により、かかりつけ医機能などの地域医療の機能が十分作動せず総合病院に大きな負荷がかかるなどの課題に直面した。かかりつけ医機能が発揮される制度整備を含め、機能分化と連携を一層重視した医療・介護提供体制等の国民目線での改革を進めるべきである。」

「国・公的主体によって統一的に管理されるデータ(マイナンバーカードで利用できる健康データ(PHR(パーソナル・ヘルス・レコード))など)、事業者等が管理する規格化されたデータ(電子カルテ情報及び交換方式等の標準化など)の活用に向けてオンライン資格確認等の環境整備を着実に進めるとともに、健康診断等で得られる個人の医療情報を、自分で管理・活用することができる将来像を見据え、個人・患者の視点に立ち、ブロックチェーン等の技術を活用したデータ管理の議論を進める必要がある。」

などでしょうか。読むことで未来の社会保障制度がどうなっていくか、眼前にうかびあがるように理解できますね。

準備をして、行動する・・・・皆さんも社会変化を踏まえた上で将来にむけての行動開始してみてくださいね。