公開日:2021年06月22日

マラソン開催後に第五波が来た時、自宅療養者の支援体制をどう構築するか今から検討すべきではないでしょうか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

有観客でのオリンピック開催が決まりましたね。札幌ではサッカーやマラソンなどが開催されますが、やはり人流は大きく活性化されることは間違いないため、いくらワクチン接種が100万/日で進もうとも、オリンピック開催後の感染第5波が来ることはほぼ確実と考えていいかと思いますが皆さんはどうお考えでしょうか?

9月なのか10月なのか・・・・どちらかは自分にはわかりませんが、それでも高確率で感染が流行し市内の医療情勢が悪化、自宅療養者が増加することは現時点でも予想できますよね。

第4波が来た時に自宅療養者のフォローアップが後手後手に回りましたが、これは自宅療養者急増した時への対策を事前に考えておらず、準備も不足していたからです。場当たり的な対応でお願いします、と医療機関側に頼まれても、医療機関としてはそんな適当なシステムでは貢献するのは難しいと考えるところは多数あったでしょう・・・

今後行政及び医師会、自宅療養者の往診などをメインで担当することになるであろう札幌市在宅医療協議会などは、オリンピック開催後の第5波の自宅療養者急増に備えての準備を今から早急に検討すべきなのではないでしょうか?

 

当院のスタンスとしてはきちんとしたシステムを運営する気が行政にあるのであれば、自宅療養者の支援にいくらでも参加はしたいですが、システムが整っていなければ頑張って動いても労力の無駄遣い、マンパワーの無駄となると思っています。地域に貢献できる方法はワクチン接種や発熱外来、在宅医療や在宅緩和ケアの提供などいくらでもありますから、システムが整っておらず無駄になるのであれば、その力は他の部分で発揮したほうが地域で貢献できる、役に立てる、現時点ではそう考えています。

 

第5波の襲来に備えて何をすべきなのか、今札幌市行政、市民全員にとって問われています。皆さんはこの問題、どう考えますか?

 

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