札幌は今になって自宅療養者の医療体制の構築、というのは遅すぎませんか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

札幌市は現在保健所や医師会と自宅療養者の医療提供体制について相談しているようですが、正直言って対応が遅すぎる、というのが感想です。支援の方法やシステムが何も、全く決まってないのに医療機関に支援してくれませんか?というのはどうなんでしょうか?

昨年の第3波の時、1月20日に「コロナ感染による自宅療養者に、在宅医療をもっと活用すべきでは??」とブログに書きましたが、有事の時にどうすべきか、事前にもっとどのように医療を提供すべきか、提供する上で何が問題となるのか、などの話を煮詰めておくべきですよね。

具体的に事前に考えておくべき点として、自分が考え得ることを思いつくままに記載すると

⓵在宅医療提供するのは医療機関のみか、訪問看護ステーションも巻き込むの?その場合連絡先はどうするのか

②医療提供後に体調変化が起きた時、どこまで医療機関の医療提供の責が問われるの?

③体調変化時の連絡先は?

④入院調整は現在保健所が行っているが、体調変化時にはどのようなルートで入院調整を行うの?

⑤医療者に感染が起きた時には診療所を休止せざるを得ないがその保障は?

⑥夜間や土日の連絡体制は?

⑦医療以外の問題がある時にどこに相談すべきか?要介護者ならケアマネや他職種の協力体制は?諸々多人数が入るならPPEの装具は各事業所が揃える?

⑧診療報酬はどのようになるのか、単純に往診のみ?在医総管とる?

⑨HOT設置の業者にはどこまで依頼できるのか?自宅内まで入れるの?入れないなら医療者が自宅内に設置するの?

⑩SPO2モニタリングの装置はどうする?

⑪そもそも在宅療養者にどの医療機関が対応するかどのように決めるのか?医療機関リストを渡す?保健所が仲介する?

などなど・・・・まぁもっとありますがこのくらいにしておきましょう。これらの問題を事前に検討しておくことはいくらでも可能な時間があったはずです。

今年の春から有事の際にどうすべきか、札幌市ももちろんですが、市医師会や、在宅療養者の支援が絶対依頼されるのが明白な在宅医療協議会は事前に会員と相談するなり、自宅療養者が急増した場合の策を考えておく、各所に根回しをしておくなどしておくべきだったと思いませんか?

何より感染し自宅療養中の患者さんや家族は、医療へのアクセスが現在全くなく本当に不安な状態で療養しています。早々に対策をどうするのか、市や医師会としてどのようなフレームで動くつもりなのかをきちんとオープンにすべきだと思います。

 

ひとまず自分は自分の持ち場でできることをできる限り頑張りたいと思います。発熱外来、ワクチン接種、在宅診療や在宅看取り、外来で診察した陽性者のフォロー・・・やるべきことはたくさんありますから。

 

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