公開日:2022年11月04日

スタッフがコロナ療養のため新規の患者さんを受けられません、という事業所さんが増加しそうですね。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

コロナ感染については現在ワクチン接種を行っていれば重症化はある程度防げる、それが一般的な理解かと思います。なのでワクチンを打っていれば感染しても大丈夫、と考えてもいいのでしょうか?

やはり単純にそうはならないですよね。問題となる一つの理由は感染が蔓延すると医療従事者の勤務者が激減すること、です。

当院の周辺でも新規の患者さんを○○という事業所さんにお願いしたいな、と考えても、やはりスタッフに感染者がでてしまって他のスタッフの負担を考えると現在は患者さんを積極的に受けることはちょっと難しいです・・・という事業所さんが散見されるようになってきています。

対象としている患者さんが高齢者や感染すると重症化しやすいADLの低下した患者さんなので、スタッフが感染リスクがなくなるまできちんと休ませることは事業所としてはまともな対応ですよね。

スタッフの負担やリスク管理も考えると安易に新規の患者さんを受け入れることもできない、というのは十分理解できますので無理はお願いできないのですが・・・・・それで患者さんが受けられなくなるとちょっと患者さん家族にとっては残念ですよね。(当院はまだ在宅医は大丈夫ですが、訪問看護師の状況はかなり受け入れが厳しい状況です)

 

病院医療もそうですが、在宅医療においても一番貴重な資源は医療従事者、つまり人的資源です。人がいないとケアをしたくてもしてあげることができない・・・・医師がいても看護師がいない、またその逆もあり得ます。どの職種も欠かすことができない大事な役割を担っており、そろっていないと充分に満足のいく質の高い在宅療養支援を行っていくことができません。

コロナ感染が蔓延すると、結果として地域全体の在宅医療に関わる(もちろん病院もそうですが)人的資源が大きく減少します。今後12月1月とクリスマスを自宅で子供と過ごしたい、最後の年越しを家族と一緒に自宅でしたい、と希望してもこのままいったらかなり受け入れが厳しくなる可能性が高いのではないか・・・・そんなことを危惧しています。

もし年末年始に自宅に帰りたいと希望する人がいたら、去年と同じで今年も早めに調整するように病院などと相談してください。12月中旬になって調整開始してもかなり厳しい状況になっていると思いますので!

 

 

感染予防対策は自分自身のためだけでなく、他の人のため、身体的、社会的に弱い立場にいる人のため、社会人として他者を思いやる最低限の気持ちや行為だと自分は考えています。今一度徹底した対策を行い道民全員で頑張っていきたいですね。

 

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