公開日:2020年12月07日

各病院の経営方針の定点観測、当院はここに着目しています。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

当院は札幌市内の病院の経営動向には結構気を使って情報収集をしています。なぜならば病院の経営方針が大きく変化すると、在宅患者さんや外来及び在宅緩和ケア対象の患者さんにかなりの影響がでるからです。経営的に大きな方向性の変化出る可能性ありますからね。

情報を集めた上で必要な対策は早め早めに対応していく、それはできるだけ普段から意識して活動していっています。

 

さて皆さん、自分達が注目している各病院の経営方針ですが、当然ですがホームページで「当院は短期的には○○○を目標として、中期的には○○と考えています」なーんて載ってないですよね?

そのような情報、基本的に表にでてくるものってそんなに多くはありません。(というかほとんどない?)なので外から「あの病院何考えているのかな?」とか「中期的にどういう風な経営方針になったんだろう?」とかって類推しなければいけないんですが、その場合当院は何を指標として定点観測しているかわかりますか?皆さんだったらどこに注目して病院の方針を読み取っていきますか?

 

医師数?看護師の配置?病床数?

 

いえいえ、それらは確かにそれなりの情報を与えてくれますが、枝葉の情報だと思っています。基本的には経営上の変化や方針を読み取る一番のポイントは、「その病院のMSWの動向」です。

MSWって医師や看護師と違い直接的には診療報酬に大きくは関与しないので、病院経営にとって重要度はそこまで高くはありません。人数配置などの規定もそこまでないですしね・・・・・ただ逆に言えばその分自由度が非常に高く、地域連携室やMSWに何を期待するのか、経営上どう動いてほしいのか、経営者の考えがストレートに表出しやすい部門だと思っています。

なので自分は各病院のMSWの人選、期待する役割、アクティビティなどを定点観測することで、概ね病院がどの方向性を向いて動いているのかを理解することができると思っています。経験上これは今まではあまり間違ってはいないと確信しています。

連携を重視する、と一言で言えば簡単ですが、どう重視するのか、MSWさんにどう動いてもらい、どう病院という医療資源を地域のなかで活かしてもらうのか、そこまで考えて経営している病院は少ないですがやはり存在します。そういうところの連携室の動きを定点観測していくことは非常に面白いですね。(逆もまたしかりですが・・・)

 

 

病院経営の定点観測ポイントは地域連携室、またはそこにいるMSWさん、そう自分は考えていますよ。皆さんの考えはどうでしょうかね?よければご意見くださいね。

 

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