まさかの賞与なし?病院の職員、経営への考えが明確になる、2020年夏・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
コンサルの無料ウェブセミナーなどの内容を聞いてみると、今回のコロナ禍で経営的に打撃を受けた病院に関しては賞与は満額は支払うべからず!との内容で講演しているコンサルさんが多いですね。個人的には経営としては確かにキャッシュアウトが怖いのでそれも一つの手でしょうが、職員さんの生活のこと、コロナ感染リスクを理解しながらも勤務してくれたその熱い気持ちへの感謝などを考えると、経営者としてそれは正しいことなのか?と非常に疑問に感じていました。
まさかコンサルの話をうのみにして賞与ださない病院がでてくるなんてないよね~、って思っていたのですが・・・・そのまさか、東京女子医大さんは夏の賞与が全くの0みたいですね!!
東京女子医大労働組合さんのHP より 組合だより6月22日号 から
もひとつ前の組合だより6月16日から
以前にも コロナが加速させる、札幌市内の医療機関統廃合~2025年までに大きく変化が~ で以下のように書きましたが、<コロナがこれまで見えていたなかった、隠れていた経営上の不安要素を一気にあぶりだしています。>というのは札幌市内のみならず全国的にも同じことが言えます。
賞与一つとっても、職員さんと病院との関係をどう考えているか、現時点での経営状況と将来への見通しをどうプランニングしているのか、経営陣の責任の取り方、経営への意思、地域での他の医療機関の状況把握など、多様な要素を考慮した上で対応する必要がありますよね。
”経営力”・・・これからは医療機関は規模の大小にかかわらずこれを重視しないで適当にするところときちんとするところでは雲泥の差がでるでしょうね。そのきっかけになるのが2020年夏なんでしょう・・・皆さんの努めている医療機関はいかがですか?
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