クラスター対策に対して、札幌市の行政の対応は遅すぎです。

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

朝日新聞から以下の記事がでていましたのでご紹介します。是非一読してください。

隔離徹底・介護者確保に苦慮 集団感染のアカシアハイツ

気になった部分を引用すると

<・・・・現地対策本部は16日、同施設と1階でつながる「茨戸デイケアセンター」(休止中)に設けられた。>

<現地対策本部では、介護従事者の確保も担う。感染者87人のうち21人が介護・看護職員が占める。通常であれば介護職員、看護師30人程度が必要だが18日現在は24人と、足りない状況が続く。

市高齢福祉課は、道老人保健施設協議会など複数の関係団体に支援を文書で要請する準備を進める。口頭では頼んでいるが、感染リスクに備えた保険などの確認が必要なため、正式な要請に時間がかかっているという。

札幌市の山口亮・感染症担当部長は「現地対策本部をもっと早く設置すべきだったとの指摘については、その通りと受け止めている」としつつ、「入所者の様子がすぐに把握できるようになり、関係機関ともその場で迅速に連携できている」と話す。(芳垣文子、原田達矢)>

 

↓以下文中の時系列

茨戸アカシアハイツをめぐる新型コロナウイルスの感染拡大

4月21日 隣接するデイケアセンターで1人の感染確認

26日 茨戸アカシアハイツで入所者1人の感染確認

28日 札幌市が施設をクラスター(感染者集団)と認定

30日 施設内で入所者2人が死亡

5月1日 札幌市が施設の感染者の隔離を開始

3日 感染者が50人超に

12日 施設にいた陽性者1人が初めて入院

16日 札幌市が現地対策本部を設置

18日 感染者が87人、死者15人に

 

 

 

ということで個人的な見解としてはやはり遅くとも5月1週目には現地対策本部を作るべきで、もっと早期の対策が必要であったとは思いますが皆さんはいかがお考えでしょうかね?

今回の対応が今後の札幌での施設発生時に同じようになされるのであれば、基本的には高齢者施設での感染初期対応は施設側の責任でしていくしかなさそうです・・・本当にそれでいいのでしょうかね?

 

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在宅医や訪問看護師、ケア間さんは新型コロナウイルス感染症の診療の手引き第2版確認しておくべき!

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

日曜にPCR検査を保健所に依頼した患者さん、結果は陰性でした。病状的に危険な患者さんは胸部CTを積極的に撮影するようにしていますが、撮影後も消毒に時間がかかったり大変です・・・まぁこれはしばらくは仕方ないですね。できる範囲でできることを頑張っていきたいと思います。

 

さて5月19日厚生労働省から新型コロナウイルス感染症の診療の手引き第2版が公表されました。以下NHKより引用↓

新型コロナ 診療の手引き改訂 血栓対応や治療薬など 厚労省

<厚生労働省は新型コロナウイルスに対する医師向けの診療の手引きの改訂版を公表し、重症化に関連があるとされる「血栓」への対応や新たに承認された治療薬についてなど、最新の治療のポイントをまとめました。

この診療の手引きは、実際に新型コロナウイルスの患者の治療に当たる医師などで作る委員会がことし3月に発表した手引きを改訂したもので、医療関係者向けに診断や治療の考え方をまとめています。

この中では、重症化に関係する可能性がある検査項目として、「Dダイマー」と呼ばれる、血液中に血栓ができているかどうかを判定する数値などが紹介されました。
そのうえで、新型コロナウイルスの患者では、免疫の暴走などにより血栓ができやすい状態になる人がいると推定されるとして、必要に応じて血液が固まるのを防ぐ治療を推奨しています。

このほか手引きでは、今月、新型コロナウイルスの治療薬として初めて承認された「レムデシビル」や、現在研究中の薬についても紹介しています。

厚生労働省は「血栓は特に重症患者で呼吸不全の原因につながっていると考えられる。血栓症が起こっていないか注意深く見ることが重症化を回避するため非常に重要だ」としています。

血栓を防げば重症化を予防できる可能性

最近の研究では、新型コロナウイルスに感染すると、一部の人で、免疫が暴走して炎症を引き起こす物質が大量に出る「サイトカインストーム」と呼ばれる症状などのため、血管の細胞が炎症を起こしている可能性が指摘されています。

それにより、血の塊、血栓ができやすい状態になり、さらにその血栓が血管に詰まってしまうと、肺で酸素が取り込めなくなったり酸素が行き渡らなくなったりして重症化につながると考えられています。

このため、「ヘパリン」と呼ばれる血液が固まるのを抑える薬などを使って血栓ができるのを防げば、新型コロナウイルスによる重症化を予防できる可能性があるとして注目されています。>

ということで実際のPDFはこちらで全32ページになります。(内容全部アップは骨がおれるので表紙だけ)
中身は読んでもらえればよくわかりますが非常にコンパクトにまとまっていて現状の標準的な考え方を理解することが可能です。細かい点に関しては気になるところもありますが、在宅に関わる医師や看護師、ケアマネさんなども確認しておいて絶対損はないかなと思います。というか患者さんや家族の方に何かしらアドバイスするのであれば知っておきたい内容ですね。
また一般の市民の方でも現在の医学的知見に関してはスタンダードはこうなっている、という情報を知りたい方には是非おすすめです。
今後どんどん内容は変更されるでしょうが早い時期に皆さんも是非時間あつくって一読してみてくださいね。

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