横並びの多職種連携はあり得ない。だれが、どの職種が核となるべきか?
こんにちは、札幌の在宅医@今井です。
2018年ももう終わりに近づいていますがやっぱり今年は多職種連携に始まり多職種連携に終わる1年だったかなぁという感じがしています。
自分がこの1年多職種連携について感じていたことは、多職種連携の核となるべきなのは誰か?ということです。全員がフラットで、同じ責任で、対等な立場で連携していくということは現実的にはあり得ないと思っています。
とある在宅医の先生は
「在宅医こそが中心にいるべきでチームをうまく組織することが在宅医の仕事だ!」
とおっしゃっているかも知れません。たしかに病状を予測しながらチームを組織化することは在宅医の大事な仕事でしょう。
ただ細かな体調変化に伴い都度サービスの調整が必要な状態にある患者さんを診ていくときに誰が音頭をとって対応していくべきでしょうか?
個人的にはやはり医療的な知識も持ち、実際のケアに関わりながら医療と介護の両方を観察していける訪問看護師こそが多職種連携の中心にいるべきだと考えます。
医師はどちらかと言えば医療面、ケアマネやヘルパーさんは介護面にどうしても目がいきがちですよね。
よく訓練された、質の高いケアが提供できる訪問看護師さんであれば、どのタイミングでどのように介入すべきか、その時に必要な情報提供の相手が誰でどのように情報を提供すべきか、をきちんと考えた上で多職種連携の中心になることが可能です。
在宅医療チームの組織化と方向性を考える時には在宅医は重要な役目を果たせますが、日々のケアのための多職種連携の中心、核となるのは訪問看護師さんであるべきだと個人的には確信しています。皆さんの考えはいかがですか?よければご意見くださいね。
当院はそんな在宅医療で核となってくれる訪問看護師さんを是非育てたいと思っていますし一緒に働きたいと思っています。札幌での訪問看護、在宅緩和ケアなどに興味のある看護師さんいましたら気軽にご連絡くださいね。
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