訪問看護をうまく利用できる患者さん

こんにちは、札幌の在宅医@今井です。

 

年末も近くなりどんどん新規の患者さんの依頼が来ています。その中に訪問看護は必要ないけれど、診療は是非に入ってほしい!という方も少なからずいらっしゃいます。

確かに看護師に比べれば医師の方がオールマイティのイメージがあり「医師がいれば何とかなるだろう」って思っている方がいても不思議ではないですが、実際在宅医療に携わる医療者としては重要度としては在宅医<<看護師

なのは明らかです。

なので医療依存度が高い患者さんや認知症で生活支援に困っている患者さんがいる場合「在宅医もいいですが訪問看護師さんも導入しませんか?」とお伝えすることが多いです。

 

訪問看護をうまく利用できる患者さんは費用はちょっとかかりますが長期的にみればコスパがよく質の高い生活が過ごせるようになると自分は確信しています。

 

是非これから自宅に帰りたい、もしくは帰る準備を開始しているという患者さん家族の方がいましたら在宅医だけでなく訪問看護の利用も是非検討してくださいね。

 

 

 


地方で勤務する医師の確保はこれからどんどん困難になるでしょう。将来的には・・・・・

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

いくつか医師の地方勤務に関する気になるニュースがあったので取り上げてみます。

砂川市、医師定年延長へ 来春から67歳に 大学から派遣受けられず

「砂川市は10日、市立病院の医師確保に向け、来年4月から医師の定年を現行の65歳から67歳に引き上げるための関連条例改正案を、同日開会した市議会に提出した。11日に可決される見通し。今後3年間で定年となる医師は7人おり、延長によって2年間は引き続き市立病院で雇用できることになる。・・・」

 

2年後に7名の先生が定年の年齢になるとのこと・・しかし医師の確保が間に合わず定年の延長で対応されるとの記事でした。北海道の各地域でも人気のある総合病院とそうでない病院との差が顕著になりつつあります。医師が確保できない地域はどうなるのでしょうか?2年後が非常に不安ですね。(さらに言えばこの7名の先生のうち何名が残ってくれるのでしょうか?)

 

もひとつ医師の都市部への集中に関して気になる記事をいくつか。

新専門医制度、プログラム制の研修にも関わらず2・3年目の勤務地「未定」が散見される―医師専門研修部会

中身は読んでもらえればわかりますが

①新専門医制度の結果都市部に研修医が集中している

②2,3年目の研修先が都市部になっている研修医は少ないから都市部への一極集中は避けられていると話はでているけれど、少なくない数の研修医が2,3年目の勤務地を未定としている

③そもそも研修プログラムをつくるのに2,3年目をある程度決めていないのは駄目じゃないですか?

っていうような内容です。これだけみても新専門医制度が稚拙であまり練られていない状況で開始されたのが十分にわかる内容かと思います。

結局この新専門医制度の影響もあって地域の医師不足が加速していることもありますが、議論の内容をみている限りしばらくはまだまだこの制度の見直しもありそうですね。それを考えると地域へあえて行く医師というのはかなり少数となりそうな・・・・そんな気がしますが皆さんはどう思いますか?

 

もひとつはこちらの記事です。厚生労働量のHPより

医療従事者の需給に関する検討会 医師需給分科会(第24回)

中身ですが簡単に資料1から本当に一部のみ抜粋します。

 

という訳で他にも色々資料ありますが、結局ここで語られていることは端的に言うと

以下にして都会の医師数を減らし地域勤務する医師を増やすか

ってことです。この点についての今後の解決策としては、おそらくは地域枠の医師の活用と医師の勤務の固定化を推進していく形になるのでしょう。

地域で働き始めたら都会には戻らず(というか医師少数地域から多数地域への移動は実質的に制限して)ずっと地域で働いてねっていう流れにしていきますよ、というのがこの資料が指し示している5年後、10年後の医師の勤務状況となるかと思います。

 

 

うーん、上記3つの記事を連続してみてみると、国が示している方向を理解すればするほど地域での勤務を敢えてしようという医師は少なくなり、この5~10年程度は地域での医師不足は構造的に解決しないように思えてきますが・・・・・皆さんはどう考えますか?この問題、本当に解決が難しそうですね。

 

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