公開日:2018年06月07日

日本でブロックチェーン技術を医療に活かすためには過剰な個人情報保護の問題をどうするかは回避不可避!

こんにちは、札幌の在宅&かかりつけ医@今井です。

東洋経済で医療とブロックチェーンに関しての記事見つけました。

「医療×ブロックチェーン」の絶大なメリット

内容としてはよくある内容かなって感じましたが以下気になる文章↓

「2018年5月中旬、アメリカ・ニューヨークで開催された世界最大の仮想通貨会議「CONSENSUS」には8000人以上も集まったそうだが、ブロックチェーンを活用したシステムを構築できるエンジニアはまだ少ない。ブロックチェーンに詳しい関係者によると、日本では200人程度ではないかと推測されている。

技術者の不足は、ブロックチェーンの普及を遅らせるかもしれない。

ブロックチェーンを支えるプログラム自体は、安価あるいは無料であり、導入のハードルが低いといわれてきた。しかし、技術者不足が主な要因となり、コストが高い開発業者に依頼しなければならない実情がある。人材の奪い合いが始まり、開発コストがさらに上昇する傾向も出てきている。

このため、ブロックチェーンを活用しても、システムが安価に構築できるとは限らない状況になっている。医療分野でブロックチェーンを普及させるためには、技術者の養成を積極的に進める必要がある。」

 

基本自分が感じるのは医療の分野でのブロックチェーンの発展を阻害する原因は

①国の過剰な規制

②行き過ぎた個人情報保護の権利意識

の2点ではないかと思います。個人情報電子情報で管理するのなら情報の紐付しないと意味ないですし、それが個人の権利の侵害だ!って言うのなら何も進歩はありません。

正直これからの少子高齢化の時代で少しでもコストをかけずに社会保障や行政サービスを提供するのであれば行政による情報統一ってどうしても必須だと思います。

皆さんはどう考えますか?このまま情報が統一されないまま時間とお金を浪費するのか、情報をある程度条件付きで国が管理したとしても質の高いサービスを受けるのか・・・・決断の時期はそう遠くない時期にしなければいけないですね。

 

現在当院の勤務に興味のある医師募集中→こちらをどうぞ!

開業に興味のある医師も募集→こちらをどうぞ!

外来や訪問看護、地域で活動したい看護師さんも→こちらをどうぞ!

このエントリーをはてなブックマークに追加