宮の森で過ごした15年・・・
こんにちは、札幌のかかりつけ医&病棟医&在宅医@今井です
今回は完全に日記です。医療の話は一切出てきません(笑)いまいホームケアクリニックを宮の森2条7丁目の小さなマンションの一部屋で開院したのが2011年の10月・・・気がつけばあっという間に15年近くが経ちました。
最初は「なんで宮の森にしたの?」とよく聞かれた
開業当初、よく言われていたんですよね。「なんで宮の森なんですか?」って。
在宅医療のクリニックを開くなら、もっと人口が多いエリアでもよかったんじゃないか。駅前でもよかったんじゃないか?もしくは土地勘のあった新札幌でもよかったんじゃないですか?、と。
正直なところ・・・・深い理由はなかったんです
ただ漠然と妻と相談して決めた。子供も丁度いい年齢だったので静かで落ち着いた雰囲気の中で仕事と家庭を充実させていきたかった、それだけです(^^♪
15年、同じ街を走り続けてわかったこと
訪問診療で同じ道、同じ場所を何百回何千回と走っていると、季節の変化が体に染み込んでくるんですよね。
あの坂の桜が咲いたら春の兆し。あの公園のイチョウが黄色くなったら秋が来た。あの角を曲がると、見知った患者さんのお宅があり、そこの木がの葉が落ち始めると冬が来る・・・
また患者さんのお宅を訪問するたびに、その方の「生活の歴史」みたいなものが見えてきます。玄関に飾られた写真。庭の手入れの仕方。窓から見える景色。
「この人は、ここで生きてきたんだな」という実感が、外来の診察室では絶対に得られない形で伝わってくる。
これが在宅医療の醍醐味だと思っているし、宮の森や円山という場所が今井にとって特別な場所になっていった理由でもありますよ。
街が変わって、変わらないもの
15年で宮の森も(札幌も)少し変わりました。新しいカフェができて、閉まったお店があって、マンションが増えて。開業当初は顔を知っていたご近所さんが、気がつけば代替わりしていたり。
でも・・・・坂の多い地形は変わらないし、緑の多さも変わらない。冬に雪が積もって静かになる感じも、春に一気に空気が変わる感じも、変わっていない。何より落ち着いた雰囲気はそのままです(^^♪それが今井にとっては、なんだか安心するんですよね
結局、場所って大事だと思う
医師として15年働いてきて感じるのは、「どこで働くか」って思っているより大事だということ。自分が好きな街で、顔を知っている患者さんの家を訪問して、季節の変化を感じながら医療をやる。
「仕事場」と「生活の場」が重なっているのが、今井の在宅医療なんですよね。若い先生の中にはこれが好きではない先生もいるでしょうが、今井個人としてはこれは案外幸せなことだなと、最近しみじみ感じていますよ。ここら辺は個々の価値観かなと考えています。
さて皆さんにとっての「特別な場所」はどこでしょうか?
今日は札幌は暑くなりそうですね。皆さん体調管理に気を付けて1日頑張ってくださいね。
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