こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

２０２４年の春闘を見ていると、大手の企業はほぼほぼ満額回答であったり賞与支給の増加であったり、本当に従業員へのフィーバックをしていますよね。中小の企業もそれに伴い２～５％程度の昇給をするところが多いとは思いますが、翻って医療業界を見るとかなり厳しいと言わざるを得ないです。

診療報酬の改定も１％増加にも満たない状況、各種コストが跳ね上がっている状況をみると正直人件費に回せる部分って各事業所ともにかなり少ないと思います。それは医療だけでなく介護事業所も同じです。いや、介護事業所の方がさらに厳しい状況となっているでしょう。

業界によっては大きく減算という話もあるようですし↓３月１４日NHKより

障害福祉サービス事業所 一部で大幅報酬減おそれ 国対応検討へ

診療報酬改定は２年に一度ではありますが、正直現状の報酬体系が２年間続くので医療・介護業界が耐えられるのか、と言われればかなり厳しいのではないかと今井は考えています。現在の報酬体系ではこの業界から圧倒的に人が他産業に流出し、働き手、担い手がいなくなることが容易に想像できますね。ベースアップ評価料なんてものも新設されましたが、歪すぎて制度としては持続可能なものとは思えませんね～

個人的にはおそらくこの人手不足の問題が顕著化し、なんらかのテコ入れを２０２５年度中にはしなくなればいけなくなるほど社会問題化するのではないか、そう今井は予測していますがどうでしょうかね？医療者の善意に依存するのみで、他産業に比較して給与が上げられない状況が続けば、絶対に優秀な人材は他業種に流れていく・・・そう思いませんか？ったくストライキするしかないですね!(^^)!

皆さんのお考えはいかがでしょうか？