敷地内薬局に関しては厚生省のいつも通りの「上った後に梯子を外す」という形になりそうですね~12月27日中医協資料など~
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
23年9月ころのブログでアインさんのことを少しだけ取り上げましたが、その時に「この時期にこの話が出てくるって言うことは絶対に診療報酬改定に向けての動きがあるハズ」と話していました。
具体的には敷地内薬局や大型の調剤薬局企業に関し何かしたら規制がでるだろう、と考えていたのですが、やっぱり直球で敷地内薬局に関して色々規制がでそうですね。以下最近のニュースをいくつか↓
敷地内薬局への個別対応はせず、敷地内薬局を持つ薬局グループ全体で低い調剤基本料を設定してはどうか
敷地内薬局対策、医療機関の処方箋料引き下げ主張
議論の過程が読める記事はこちらです↓
【中医協総会 12月27日 議事要旨 個別事項(その22)、いわゆる敷地内薬局についての質疑】
12月27日の中医協の資料はこちらです↓
記事としてインパクトがでかいのは敷地内薬局持っていたら調剤基本料全下げ、ってやつですかね。これはかなり大きな意味を持っています。
日本保険薬局協会は抗議しているようですが↓
敷地内開設者の“基本料一律下げ”は「不当な差別」
まぁ今まで過去10年以上の診療報酬改定の流れを見ていたらこういう風になることはちょっと詳しい人なら誰でも理解できたはずです。個人的にはアインの事件に絡めての規制本当に今回の改定で手をつけるのかな、さすがにそれ(事件化→診療報酬改定への追い風とする)は露骨すぎてやらないんじゃないかと思っていましたが、国は余裕がないのかぱぱっと行動することにしたようですね。(元々アインの一件はその後調べてみると黒かって言われるとグレーよりの白の可能性が高いかなと今井は感じています)
この動きを受けてかどうかわからないですが、敷地内薬局を辞退する調剤グループも出てきているようですね。
優先交渉権者が敷地内薬局事業を辞退 静岡県立静岡がんセンター、次点の日本調剤と交渉へ
厚生省お得意の、梯子を上らせて上った後にはその梯子を外す、という伝統芸を見せつけてくれていますね!(^^)!今後敷地内薬局を取り巻く議論はもう少し時間が必要でしょう。議論が成熟して形となる(敷地内薬局の意義、独立性、面薬局との違いなどなど)にはもう数年必要かなと感じますが、今回の改定でも少しずつ手は入っていくのでしょうね。
いずれにせよ今回の議論で医療者の皆さんが覚えておくべきことは
①診療報酬改定の前年の夏には改定に関連した事件が起きる可能性がある
②厚生省は上った梯子を外すのが常
の2点は抑えておくべきでしょうね。
24年1月末には診療報酬改定の骨子ができると思います。現時点での議論がどう盛り込前れるのか注視していきたいと思います。
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