病院は「病気を治して自宅に帰す」のが本来の機能であり原点。これを改めて意識すべきでしょう。

こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。

２０２４年の診療報酬改定の議論を俯瞰的にみて考えていたのですが、漠然と今感じているのは

「病院の在り方は色々議論されているけれど、最終的には＜病院は「病気を治して自宅に帰す」のが本来の機能であり原点＞で、結局はそこが大事なんだよな」

ってことです。

急性期病院での入院医療のありかたや入院期間のさらなる短縮化、療養病院、回復期リハの将来について、そして有床診療所のことなど・・・時代は変われども、結局は＜病院＞というのは本来そこにずっといるのではなく、あくまで一時的な療養の場である、という昔からの病院本来の立場に回帰していくのが、今後の社会保障でのテーマであり方向性だよな、と一人でなんとなく考えていましたよ。

医療者はともすれば病院での入院＝当たり前のこと、と考えているかもしれませんが、今後１０年くらいの間にはこの意識は変えるべきだし、変わらなければいけないでしょうね。２０００年の人類の歴史の間、病院の機能というのは本来はそうであったハズです。この５０年くらいのスパンの日本の医療制度がちょっと方向性がズレていただけで（悪いとは思いません）、今後は軌道修正して本来の姿に原点回帰していくんだろうな、と

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なーんてことを徒然なるままに年の瀬に色々一人で考えています。病院が変われば診療所での医療も変わる、そして地域での医療の在り方も大きく変化していく・・・年末も２０２４年以降の社会保障や医療の未来を自分なりに考え、予測し、そして来年の活動につなげていきたいと考えています。

皆さんも是非年末に、一人でゆっくり静かな環境で色々思索する時間をとることをお勧めしますよ!(^^)!

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