公開日:2023年10月23日

6000円上がっても手取りはいくら増えるのか??~介護職員の賃上げ「6千円妥当」 厚労相、人手不足緩和へ~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

人手不足が顕著と言われている介護業界ですが、厚生省が来季の診療報酬をもって賃上げを考えているようですね。その額は・・・・6000円?

以下どうぞ↓

介護職員の賃上げ「6千円妥当」 厚労相、人手不足緩和へ

当然世間からはこれでいいの?という声が多くなり・・・それを受けての発表がこちら↓

厚労相、介護賃上げ6000円発言釈明 「金額では無く改善が妥当」

 

世間の反応をみつつ着地点を見極める、ということになりそうですが・・・正直でも経営側からみると
①賃金が6000円あがっても手取りはあんまり変わらない。逆に社会保険料の負担なども考慮すると会社側の体力が削られる
②介護報酬や賃上げのための報酬制度は一過性である可能性もある。過去の厚生省のやり方をみているといつか梯子を外されるかも・・・そう考えるといくら報酬がつこうが二の足を踏まざるを得ない
③っていうか①とリンクするけれど、手取り増えないなら給与として支給せずに福利厚生比率を高めたほうが社員満足度は高くなるのではないか?
と考えるかなと思います。
社会保障の限られた金額をどう活用するか、ぎりぎりのラインが6000円だったのだと思います。ただそれは現状の医療介護体制が前提のこと・・・ムダを徹底的に省くこと、かかりつけ医制度も含めたシステム再構築を先送りせずにすることが何より必須なのではないでしょうか?皆さんはどう考えますか?

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