当院が考える「これからのかかりつけ医」とは
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
かかりつけ医かかりつけ医って結構騒がれていますが、そもそも皆さんかかりつけ医に関して、どのような機能をもつ医師がかかりつけ医となるべきか考えたことありますか？
一応日本医師会で考えるかかりつけ医の機能と厚生省が考えるかかりつけ医の機能はこんなんだよとご紹介しておきますが、これから先１０年２０年にわたってかかりつけ医に求められる機能について、こうなっていくはずという今井の考えをまとめて書いてみたいと思います。
これからのかかりつけ医に求められる機能について
①外来診療は総合診療でプライマリーケアを提供、医療のファーストアクセスととしての機能をもつ（発熱外来ももちろん！）
②在宅医療やオンライン診療ももちろん対応できる
③予防医療から緩和ケアまで、小児から成人まで対応
④介護保険や障害者支援法などの社会保障制度についても詳しく、外来患者さんでも在宅患者さんでも調整、介入をすることが可能
⑤社会的処方（その行為についての名称はどうでもいいんですが）を実践できる
⑥上記に関してチームで提供することができる
上記６要素に関してはマストの要素だと思っています。①～⑤の機能については当然医師一人で完結することは不可能です。複数医師、多機能の看護師、MSWなど、診療所内に多数のスタッフがいてこそ持続的な医療行為が可能となるはずです。
ということでこれからのかかりつけ医に求められる機能については”かかりつけ医”という言葉自体が死後になるのではないかと思えるほど、”かかりつけ機能”に注目が集まるはずだと今井は確信しています。
診療の合間に１０分程度で書いているので簡単にしか書けていませんが!(^^)!そんな感じでこれからのかかりつけ医制度は構築されていくのではないかと予想していますよ。
皆さんもこれからかかりつけ医を探す場合は上記の要素を勘案して探してみてはいかがでしょうか？きっと先を見据えている医療機関であればそのような取り組みをしていると思いますよ！！
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