公開日:2023年02月14日

薬剤師さんが処方権を獲得したいなら、どう行動すべきなのでしょうか?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

薬剤師さんの処方権について、最近ちょこちょこ耳にします。曰く「海外では慢性疾患の管理は薬剤師が中心だし日本でもそれが普通になるべき」「リフィル処方せんの導入とともに薬剤師にももっと処方設計をする権利を!」「緊急避妊薬含めOTC薬の拡大を!女性を守るためにも必須だ」などなど・・・・確かにおっしゃることはもっともで、個人的には徐々にですが薬剤師さんが処方に関わっていくことは、これからの限られた人的資源を活用しなければやっていけない社会保障制度の中では必要なのかなと考えています。

 

が、どのように薬剤師さんが処方権を獲得していくべきなのか、そのためにどう行動すべきなのでしょうか?

基本的に現状では処方権=医師の仕事、というのが当たり前ですので、ここの部分にいきなり切り込んでいっても、正直いつまでたっても処方権は得ることは難しいでしょう・・・医師会は絶対許可しないと思います。

 

ということで基本的に自分が考える方法は二つ。一つはOTC薬の対応の拡大を進めること、もう一つは在宅領域での処方設計に積極的に関わり実績をつくること、です。

一つ目はいうまでもなく現在一番注目されているのは緊急避妊薬の薬局での販売ですよね。あとはインフル薬とかも俎上に上がってくるかと思います。他にも今後保険適応から外れる薬剤もでてくるでしょうから、それらを適切に処方できる体制を整えていくことが非常に重要になると思います。

もう一つの在宅領域ですがこれには幾つか理由があって、

①今後必ずもっと薬剤師さんの参画が望まれる分野であること

②対人業務でスキルアップができる機会が多いこと

③医師がまだそれほど参入していないので、生活までを見た上で処方設計に関与できる余地が大きいこと

などが挙げられるかと思います。在宅から徐々に処方権に関しての実績をつくり、その後に外来の処方権に関しても、という方がスムーズにいくのかなと・・・そう思いませんか?

 

あんまり薬剤師さんの処方権のことを書くと医師会から「回し者か!」って怒られるかもしれませんが!(^^)!、今後50年の社会保障制度のことを考えると今から準備しておくことは必須ではと個人的には思いますよ。おそらく将来の医師像と薬剤師像は今とは全く違う形になっているハズです・・・・今から将来を予測して制度設計もしていきたいですね。

繰り返しますが、薬剤師さんの処方権に関しては徐々にですが認める必要があるんじゃないかな、長期視点から考えて自分はそう考えますが皆さんのお考えはいかがでしょうか?よければご意見くださいね。

 

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