公開日:2023年01月26日

どの点が問題になったのか詳細を知りたいですね~吸引分娩で出産…12時間後に子どもが死亡 クリニック側に5100万円の賠償を命じる判決~

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

産科関連の記事で痛ましいニュースを見つけました。

吸引分娩で出産…12時間後に子どもが死亡 クリニック側に5100万円の賠償を命じる判決

【ABC特集】生まれて半日で息を引き取った息子 “吸引分娩”に潜むリスク 出産死亡事故の裁判を通じて「知ってほしい」両親の思い

“吸引分娩”で産まれた赤ちゃんが約半日で死亡 産科クリニックに5090万円の賠償命じる判決 助産師がチアノーゼ症状に気づくも医師に報告せず 大阪地裁

 

まずは話をする前に亡くなられたお子さんとご両親に謹んでお悔やみ申し上げます。

 

 

その上で1医療人として気になるのは、どの点が問題になったのか?ということです。吸引分娩自体の手技と回数は問題でなかったとのことで経過のどこに問題があったのでしょうか?

記事中にある経過では

《裁判記録より抜粋した柊ちゃん出産の経緯》

11月20日 午後8時2分 出産

10時2分 柊ちゃんの手足に血液中の酸素不足が原因で皮膚が青っぽく変色する「チアノーゼ」の症状が出始める

11月21日午前0時20分 顔にもチアノーゼが現れ ”うなり呼吸”

0時25分 助産師が医師に「呼吸の状態が悪く元気がない」と連絡

午前2時15分 医師がクリニックに到着

午前3時40分 柊ちゃんを救急病院に搬送

 

とあります。

助産師が初回のチアノーゼの段階で連絡しなかったのが問題なのか、その後の経過観察の回数が少なかったのが問題なのか、医師が到着するのが遅かったのが問題なのか、それとも搬送が遅くなったことが問題なのか・・・産科で働かれている先生や看護師さん、助産師さんはそこらへんをもう少し知りたいのではないかなと思いますがいかがでしょうか?

 

今後もしばらく追加の情報が出てくるか確認したいと思いますが、ご両親や親族の方の気持ちを考えると産科関連のこのような痛ましい事故は本当に可哀そうですしつらいですね・・・

 

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