家族を高齢者住宅や施設から自宅に連れて帰りたいと思っているあなたへ。
こんにちは、札幌の
最近外来で患者さんからこんな相談をよく受けます。
「いやー先生、親が施設に入っているんですがちょっとかわいそうで・・・・・自宅に連れて帰りたいんですがどうしたらいいですか?」
ちょっとこれについて書いてみたいと思います。
実は、珍しくない相談です
当法人では、毎月何人かが施設や病院から自宅に帰ってきます。
「要介護5だから自宅では無理でしょ?」
「認知症があって車いす生活の母を、仕事をしながら在宅で看るのは無理だと言われた」
「ケアマネに相談したら難しいと止められた」
「地域包括支援センターに相談したら自分のことを心配され反対された」
そういう経緯を経て、それでも「やっぱり家に連れて帰りたい」と決意して相談に来る方がいます。
今井が15年在宅医療をやってきて感じるのは——「難しい」と言われた方が、意外とうまくいっているということです。
「難しい」と言われる理由
病院や施設のスタッフ、地域包括支援センターの方が「難しい」と言うのには、一応理由があります。
高齢者住宅/施設は「一度退所したら再入所のハードルが高い」という現実があります。在宅でうまくいかなかったときのリスクを心配してくれているわけです。
でも・・・・率直に言うと、在宅医療・在宅介護の現場を知らないがゆえの「難しい」であることも正直多いです。
フルタイムで仕事をしながら要介護状態の親を在宅で看ている方は、今井の周りにいくらでもいます。それが「普通」なのに、病院や施設のスタッフには知られていない。
在宅に帰るために必要なこと
難しく考えなくていいです。ポイントは3つです。
①信頼できる在宅医を見つける
在宅療養の軸になるのは、何かあったときに動いてくれる在宅主治医です。「連れて帰りたい」という意思を支持してくれる医師かどうかが最初の判断基準になります。
②在宅の実情を知っているケアマネを見つける
ケアマネによって、在宅医療・在宅介護への理解度は大きく違います。「難しい」と言うケアマネより、「どうやったらできるか」を一緒に考えてくれるケアマネを選んでください。
③使えるサービスをフル活用する
デイサービス、訪問介護、訪問看護、ショートステイ——これらを組み合わせることで、一人で背負わなくても在宅療養は成立します。介護している家族が疲れたときのショートステイ活用も、立派な「在宅を続けるための手段」です。
今井が伝えたいこと
「天涯孤独の要介護状態のおひとりさまでも、最期まで自宅で過ごすことができた」——そういう看取りを今井は何度も経験してきました。一人でもご家族がいれば、なおのこと可能性は広がります。
ただ一つ理解しておくべきことは・・・・
「自分が全部やらなければ」と思わないでほしい
ということ。
在宅療養は、家族一人が背負うものではありません。在宅医・訪問看護師・ケアマネ・ヘルパー——チームで支えるものです。家族の役割は「全部やること」じゃなくて「そばにいること」でいい。そう今井は考えていますよ(^^♪
まずは相談してください。お待ちしています。
「施設から連れて帰れるかどうか、話だけでも聞いてほしい」——そういう相談、大歓迎です。当法人には経験豊富なMSWやケアマネさん、在宅医や訪問看護師がいます。現在の状況を聞きながら、「何が必要か」「どんな体制が作れるか」を一緒に考えます。「難しい」と言われた方も、ぜひ一度ご相談ください(^^♪
全国津々浦々なんて無理でも、せめて札幌の地では、帰りたい、自宅で過ごしたいと思う人が一人でも過ごせる体制はつくりたい、そのために頑張りたいと願っています。コツコツと現場で積み上げていきたいと思います!
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