これからの訪問看護師に求められること
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
札幌は結構肌寒くなってきて外来に来られる患者さんの上着が厚くなってきています。そういう自分は半袖なんですが!(^^)!季節の移ろいをこの数日は特に感じますね。
さて地域医療の要の訪問看護師さんですが、今回はこれからの訪問看護師さんに求めらえることはなんだろう？っていうことを少し書いていきたいと思います。
現在の日本、周りをみれば皆さんよく理解できるでしょう、高齢化・少子化・人口減少に直面しています。経済は低成長に苦しむ一方で、65歳以上人口が総人口に占める割合（高齢化率）は年々上昇し3割に迫り、年金・医療・福祉などの社会保障給付費は、対GDP比で2割を超えてきています。シビアな状況かなと思います。
地域の中にもその影響は確実にみることができて、老老介護はもとより認認介護、高齢独居の患者さん、経済的にぎりぎりの生活をしている家庭など、本当に日本全体の縮図を地域の中で自分で確認することができると思います。
その状況でこれからの訪問看護師に求められることってなんなのか・・・私見ですが次の６つの条件は必須になるのではないかと思います。
①プライマリーケアに関しての知識と経験（特定行為など）
②医療と介護にまたがる問題を解決する能力（ケアマネ並みに）
③社会福祉制度への知識、その地域で利用できる地域資源へのアクセス能力（金銭的なサポートもできるように！）
④新しい技術を導入する積極性
⑤コミュニケーション能力
⑥緩和ケアの実践
特に重視したいのは④ですね・・・これから在宅医療の現場は技術革新が世界的にもどんどん進んでいくハズです。その流れに関心をもち、流れをキャッチして、自分自身でチャレンジしていく・・それができないと時代にどんどん取り残されていくと思います。
あとは上記全てにも共通する能力ですが行動力、実行力でしょうか。考えても行動しなかったら意味がない！！
当院は診療所からのみなしの訪問看護も、訪問看護ステーションからの訪問看護も両者とも取り組んでいます。それぞれいい点がありますし欠点もありますがいい点を最大限だせるように取り組みしていますよ！
時代の流れを読みながら地域の中で同じ価値観の仲間と一緒に働いてみたいな、そう思う看護師さんいたら是非ご連絡ください！未来に向けて準備しながらチームで一歩ずつ行動していきませんか？
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