公開日:2022年09月20日

2030年以降を見据えたクリニック経営について今考えていること

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

クリニック経営において現在の問題を一つ一つこなしていくことはもちろん重要ですが、それより大事なことは長期的な舵取りをどの方向にもっていくか、ということだと思っています。

進路に雨が予想されると考え準備するのか、台風が起きるのか、はたまた落雷か・・・まぁ自分で考えて方向性決めた上で、その上で現在の問題を将来につなげるために解決していく、そんなイメージで日々活動しています。

さて2030年って結構先なような気がしていましたが、早いもので現時点で2022年・・・・来年は当たり前ですが2023年です!(^^)!結構すぐに2030年って来ることが予想されませんか??自分は2020年代後半~2030年以降の日本において、クリニック経営ってこんな感じになっているのではないかと現時点では勝手に予想しています。以下つらつらと書いてみますね。

①現時点での医師過剰地域では2030年頃にはさらに勤務医、開業医ともに人数が増加し開業する医師は増加している。過疎地域では逆に病院勤務する医師が増加。開業医はあまり増加しない。

②(おそらく厳格ではない緩やかな)かかりつけ医制度が普及し、徐々にではあるが中規模のGPに近いような形態のクリニックが増加する。まぁ当院のような感じをイメージしてもらえればと思います。

③病院も在宅医療に参入してくる。結果として在宅クリニックの存在意義が問われる。(そのクリニックにわざわざ頼む必要あるの?何が差別化要因なの?)

④クリニック側も地域の高齢者をある程度包括で診療していく必要がある→また外来~在宅まで一定の役割を担わなければいけないため、入院先の病院との連携がものすごく重視される

⑤診療報酬は包括+出来高に移行

⑥医師の報酬は低下し看護師の報酬はやや上昇

などなど、今とは違う状況になっていることは自明の理かなと思います。今との一番の違いはかかりつけ医の制度化がすすむと、100床クラスの中小の病院とかかりつけ診療所の役割がほぼ≒となって、診療所が病院と競合しなければいけなくなる、という事態がおきることかなと思っています。

ここの部分で競合するのか、それともうまく関係をつくって経営していけるのか、クリニックと病院の連携って本当にものすごく重要になってくると考えています。

イメージとしてはわかりやすいのはこんな感じです↓

まぁ戦国時代です!(^^)!

武将がいる城(病院)があって、その周囲に土豪(クリニック)が存在する。お互いに協力すべきところは強力しあいつつも、地域での覇権をかけて競合する関係でもある・・・・こんなイメージです。違いますか!(^^)!

 

自分としてはこの状態になることを前提として、そうならばどのように1クリニックとして病院と連携関係を構築するのか、差別化のポイントをどするのか、地域で医療機関として生き残るのかを真剣に考えていますよ。その解決策の一つが自ら病院を建てる、っていう答えに帰結したんですが・・・皆さんはどう考え、どう予想し、どう準備するでしょうか?

 

未来を見渡す力って自分にあるのかどうかは自分自身では正直わかりません。だって不確定な状態ですから。ただ自分としては自分自身にとって不都合な真実でも、見たくない現実でも、しっかりと受け止めて都度自分の方向性を軌道修正していきたいと思っていますよ。皆さんは未来を予想して行動するために必要なことって何だと思いますか?

 

 

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