資料提供～オミクロン株は各国の新型コロナ感染状況をどう変えたか？～
こんにちは、札幌のかかりつけ医＆在宅医＠今井です。
野村総合研究所さんからオミクロン株と各国のコロナ感染状況について簡単によくまとまっている資料が公開されているのをみつけましたのでご紹介します。２０２１年末～の経過がよく理解できるかなと思います。
オミクロン株は各国の新型コロナ感染状況をどう変えたか？
現在の世界的なトレンドはウィズコロナ、つまり感染拡大防止をメインとする訳ではなく重症化予防と医療崩壊をきたさないためのシステム作りがメインとなりつつある、というのがまとめになるでしょうか。
ワクチン接種を”ワクチン後遺症が～”と言って声高に批判している一部の医師もいますが、基本的に公衆衛生的に考えても重症化予防に一定の効果のあるワクチン接種を国全体で行っていくことは妥当なことだと個人的には考えています。
もう一つのシステム作り・・・こちらは地域で発熱患者さんが出た時に地域で完結するための医療提供体制をつくることが何より重要ですね。現在のファジーな形でのかかりつけ医制度は患者さんにとっても都合がいいかも知れませんが、何より医療機関にとってもとっても使い勝手はいいんです。だってトラブルサムで困った患者さんいたら「その患者さんは当院のかかりつけではないので」って一言いうだけで診なくてすむんですから。
今後医療インフラのシステム作りをしていくときの１丁目１番地が”かかりつけ医の制度化”となることはまず間違いないと思います。第７波が来ていますが、今年の冬の第８波が来るときもおそらく医療制度が整っていないため多くの医療難民がでるでしょう。そのくらいの時に国はかかりつけ医の制度化を全面に打ち出してくると思います。
医療機関はいつそれがきてもいいように準備しないといけませんね・・・
さて諸々蛇足も書きましたが資料としては面白いので是非一読してみてください。皆さんの感想はいかがでしょうか？よければ教えてくださいね。
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