公開日:2021年10月23日

在宅クリニックや訪問看護ステーション、事業所の場所はちゃんと考えて決めてますか??

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

先日ある訪問看護ステーションの管理者さんや病院の管理看護師さん達と食事をする機会があったのですが、その中で訪問看護ステーションの事業所の開設場所についての話が諸々でました。

開設場所に関しては母体が病院であれば病院の近くになるのはある程度やむを得ないですが、基本的には訪問看護自体のニーズが見込める地域、自分達のステーションの強みを生かせる看護ができる地域、在宅医と連携しやすい地域、などを理由として考えることが一般的とのこと・・・

確かに最近の市内の訪問看護ステーション(在宅クリニックもそうですが)の開設場所って本当に色々で、それぞれの事業所が考えながら開設する場所を決めているとは思いますが、個人的には在宅医療関連の事業所が開設する場所を決めるときは以下の2要素は重要視すべきではないかと考えています。

1番目のポイントは従業員の確保のしやすさです。公共交通機関、地下鉄やJRが使えるか?難しい場合代替の方法は?自動車通勤の可否は?など、働く人を確保するためのアクセスのよさは必須ではないかと思います。

2番目のポイントは目先の状況はいいとして、10年後にはどのように地域が変化していくのか、またそれに合わせて自分達がどう変化していくつもりなのか、という点です。確かに在宅事業所なので引っ越しのハードルは既存の事業所よりは簡単にできます・・・ただそれでも事業をしていく場所が根本的に変わることって事業始めた人はわかると思うのですが、中々しづらいですよね。

開設当初からどの地域が今後発展していくのか、その中でどのような役割が在宅の事業所に求められていくのか、自分達はその中でどう対応していくのか・・・・開設場所の決定にはそこまで考えを決めてから決めるべきではないかと思っています。

 

上記の食事一緒にした訪問看護ステーションの所長さんの事業所、地域状況や事業内容自体を考えたら10年以内には引っ越しすることになる可能性高いんじゃないかなって自分は思っていますよ。

皆さんは事業所の開設場所、ちゃんと考えて決めていますか?

 

 

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