今後の医療提供体制確保のための方針は?<令和3年第1回経済財政諮問会議より>
こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。
コロナの影響で医療崩壊が現実になりつつある、と医師会長が会見で話をしていますが、そのニュースに対しての一般の人のコメントが、とにかく医師会批判、政府批判となっていますね・・・・
医療提供体制どうなってんの?医師会って結局は医師の金儲け、開業医のための組織なんでしょ?自分達の利益ばかり主張して本当に全体のこと考えているの?・・・みたいな意見って聞こえはいいかも知れませんが、実際は全く違いますよね。(自分は医師会については積極的に支持、参加することはしていないので勘違いはしないでくださいね。)
この国の社会保障制度について少しでも勉強した人であれば、この数年の医療制度改革の流れを作ってきた主体は政府主導の経済財政諮問会議で、医師会などが参加する中医協は、大まかな流れが決定された後の補佐的な役割をしてきただ場に過ぎないことは知っていると思います。
今後コロナ禍での医療提供体制に対し、どのような政策が予想されるのか、やはりその案は経済財政諮問会議できちんと提示されていますので、一度その案を確認してみましょう。政府の方針が理解できれば自分達がどのように行動すべきか理解できるはずです。
1月21日開催 令和3年第1回経済財政諮問会議 より いくつか資料提示します。
- 資料5 医療提供体制の確保に向けて(田村臨時議員提出資料)(PDF形式:359KB)及び
- 資料6-1 国民の暮らしと命を守り抜く医療提供体制の確保に向けて(有識者議員提出資料)(PDF形式:24KB)
短期的な施策は上記のような方向性で進むのかと思いますが、長期的な視野にたつと
①病床機能の整理(病院の整理)
②かかりつけ医制度の普及(=フリーアクセスの制限)
③病院の財務、経営状況の在り方
④医療者の勤務状況(現状の働き方改革の議論を踏まえた上で)
については今後よくよく議論は必要でしょうね。皆さんはこの資料読んで何か気になる点ありましたか?
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