丸山ワクチンを希望される患者さん、ご家族の方へ

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

当院の外来には現在複数名の患者さんが丸山ワクチンの投与を受けに来られています。

最近問い合わせのお電話がよくあるのですが、以下の点に関してのみこちらから患者さんに確認をお願いしています。

●現在通院している診療科の先生の許可を得ること

●その上でその先生から診療情報提供書を書いてもらうこと

以上2点です。

どちらも最低限しておかなければいけない点かと考えています。これまでも投与を外来でしている途中で病状悪化→すぐに在宅医療開始、となった患者さんもいますし、通院の途中でどうしても癌性疼痛が悪化したり便秘が悪化したりサブイレウスになったりなどした患者さんもいます。

主治医の先生の許可があり手紙があれば、体調が急に変化した時でもどのように対応したらいいのか当院の選択肢も広くなり、結果として患者さんの利益にもつながると考えています。

ワクチン取り寄せに必要な書類などはこちらに相談してもらえれば対応可能です。

外来での投与を希望される方はまずは外来011-611-0001までお電話ください。通院が難しい方は基本的には訪問看護などの対応も相談可能です。在宅での投与を希望される方は011-215-8098までご連絡ください。あと対象患者さんですが札幌市内の方が原則ですのでご了承ください。

 

*21年1月7日追記

札幌市内の緩和ケア病院では丸山ワクチンの投与をすることで、もう病院は患者さんの治療には関わりません、という病院が存在します。これはいい悪いの問題ではなく病院の方針としてそうなっているところもある、ということです。

実際そうなると当院の外来のみではフォローしきれなくなるので、当院の外来診療+バックベットのホスピスなどを別に探す、もしくは在宅医療を受けることで体調変化に備える、などの対策が必要になる場合があります。

当院を受診されたとしても、患者さんにとってベストな選択肢が当院で丸山ワクチンを打つことではないかも知れませんが、基本的にはよく話を聞いた上で一番いい選択肢をお伝えすることは可能かと思います。以上よくよくご確認お願いします。

 

 

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家族の面会を制限せざるを得ない・・・ホスピス、緩和ケア病棟の今後の在り方はどうあるべき?

こんにちは、札幌のかかりつけ医&在宅医@今井です。

 

年明けから既にお二人在宅看取りをしていますが、お二人とも在宅で最期まで、と決めて過ごされていた方でした。一人は長年当院で診療していた方、もう一人はがん終末期と診断され病院での入院をせずに自宅で療養していた方・・・・患者さんは入院という選択肢も考えていたのですが、事前に調整していたホスピス側から「入院しても面会は毎日15分のみ」「なくなる数日はできるだけ時間つくれるようにしますが保証はできません」と言われてしまい、消極的な選択肢から在宅を当初は選んだ方でした。

結局は途中から考え変えて、「やっぱりこれなら自宅の方がいいわ」とのこと・・・最後まで自宅で過ごせて正月も家族皆で楽しめたからよかったね、となったのですが、現在も同様の消極的理由で在宅選択されている方、結構いらっしゃいます。他の在宅診療所さんも一定数そういう患者さんはいるかと思います。

今後コロナ禍が続き”新しい生活様式”がしばらく継続するとすれば、2021年以降のホスピス緩和ケア病棟の在り方とはどうなるのでしょうか?

 

ホスピスの役割はやはり病に苦しむ人をどれだけ支えてあげることができるのか、苦痛を緩和してあげることができるのか、というのが存在の第一義だと思いますが、現状では入院してしまえば家族とさえ会うことも難しいのはどの病院も否定はできないでしょう。

重症者が多いホスピス緩和ケア病棟、不本意ながら面会制限をするのは仕方ないと思います。ただ現状コロナ禍においてはホスピスがどのような患者さんにどのような役割を果たすべきなのか、入院患者さんに在宅医療という選択肢をどのように提示すべきなのか(消極的に提示?)、きちんと議論すべきとおもいませんか?

 

今後しばらくは継続すると思われるコロナ感染症の社会状況において、外来、入院、在宅、現場を問わずどのように対応したら緩和ケアを求める患者さんにとってベストなのか、一度立ち止まって再考する必要があると最近感じています。皆さんはもし自分が当事者となったらどう考えますか?

 

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